五万石・インディアントマト焼きそば
ごまんごく・いんでぃあんとまとやきそば □岡山県高梁市
歴史ある城下町の、局地的ご当地グルメ。
備中松山城や吹屋ふるさと村で有名な、岡山県の山間に位置する高梁市。この街を訪ねた時になにか地元のご当地グルメを食べたいと調べた結果、「インディアントマト焼きそば」というインパクト大なネーミングの料理に行き着きました。名前だけでは全く味の想像が出来ませんが、なんとなく万人が好きそうな味っぽいイメージは湧いてきます。特に備中松山城の城下町として栄えた高梁市の中心部ではよく食べられているようで、今回は昔からの市街地にある五万石というお好み焼き店でいただくことにしました。
昭和時代の小学校、給食での人気メニュー。
五万石の店内は大きな鉄板があり、そこで全ての注文を捌いています。店主ひとりと、接客も女将さんひとり。地元では大人気のお店のようで、部活動を終えた高校生グループや、持ち帰りを頼みに来た近所の方など、ひっきりなしに注文が飛び交っています。だから店内は香ばしい匂いの煙がモクモク。活気と賑わいのあるお店です。
元々は昭和50年代にこのあたりの小学校の給食に出ていたカレー味の焼きそば「インディアン焼きそば」をベースとし、高梁市の特産物であるトマトを加えたのが「インディアントマト焼きそば」なのだそうです。基本スタイルは焼きそばの上に目玉焼きか薄焼き玉子を乗せて、さらにトマトを乗せるものです。トマトは店によってトマトソースだったり、角切りにしたトマトだったりします。
好きなものばかりが、見事に調和している。
さて、五万石のインディアントマト焼きそばが到着しました。写真で見た通りに、焼きそばの上に薄焼き玉子、その上にトマトソースがたっぷりかかっています。普段はそれぞれに楽しんでいるような味が、いっぺんに重なってどんな味になるんだろうか。鉄板から離れてすぐなので、まず熱々です。焼きそばはキャベツがたっぷり入っていてシャキシャキとした食感。そしてソースもたっぶり使われていて、濃厚な焼きそばです。そしてほんのりと、カレーの風味があります。もっとカレーかと思いましたが、やや控えめな感じ。そして玉子とトマトソースと焼きそばを一緒に食べてみたら、、、予想外にとてもマイルド。濃いめの焼きそばソースとカレー風味に対して、高梁産完熟トマトを煮込んで作るというサッパリとしたトマトソースが絶妙に絡み合います。お互いがお互いを消さずに、ちょうどいい具合にブレンドされている感じ。それぞれの旨味をちゃんと感じられる、不思議な料理。しかし確かなのは、美味しいことです。好きなものばかりが、見事に調和しているのですから。
初めてだけど懐かしい、インディアントマト焼きそば。
五万石では他にも「ゆずこんにゃくたこ焼き」や「トム焼き」という名物料理もあるみたいです。鉄板では相変わらず大将が様々なものを手際よく調理しています。岡山だからお好み焼きは広島風なのか大阪風なのか注意して見てみると、どうやら広島風で作られてるみたいです。お好み焼きボーダーラインを探してみたくなりそうです。
インディアントマト焼きそばを食べ終わってひと息。店内の壁には有名人のサインがたくさんあります。さらに大きな水槽が2つあって、見たこともないような魚が泳いでいます。初めてだけど懐かしい、インディアントマト焼きそばの味と店内の雰囲気。記憶に残るいいお店でした。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 五万石・インディアントマト焼きそば |
---|---|
所在地 | 岡山県高梁市鍛冶町125 |
問い合わせ先 | 0866-22-3310 | 五万石 |
休業日 | 月曜日 |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | http://ww1.tiki.ne.jp/~k1ku/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/備中高梁インディアントマト焼きそば |
食べログ | https://tabelog.com/okayama/A3303/A330301/33001338/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g1023454-d7518073-Reviews-Gomangoku-Takahashi_Okayama_Prefecture_Chugoku.html |
LAST VISIT | 202207 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。