紺屋川美観地区
こうやがわびかんちく □岡山県高梁市
町の歴史が凝縮した、風情ある日本の道100選。
備中松山城の城下町として栄えた高梁の町。その名残を感じる町並みが、紺屋川美観地区です。長さは300mほどでこじんまりとしたゾーンですが、かつて備中松山城の外堀としての役割も担っていた紺屋川を挟んで、見応えのある桜と柳の並木と情緒ある家並みが続いています。日本の道100選にも選定されていて、風情ある光景が楽しめるスポットとなっています。
歴史ロマンを感じながら、風流な散策を。
楽しみ方は2つあります。ひとつは沿道にある歴史ある建物や史跡。県内では最も古い教会で明治22年に建築された「高梁基督教会堂」、1746年に備中松山藩の学問所として創設され多士済々の人材が育った「藩校有終館跡」などが見応えあります。また国の名勝である頼久寺庭園を持つ頼久寺や、臥牛天神社、龍徳院といった寺社も近くにあります。また紺屋川では橋のようで橋でない構造体が川の上に架かっていて、そこに石灯籠や恵比寿宮が祀られている様子なんかは独特の歴史観を感じます。まさに歴史ロマンを感じながらの散策が楽しめるエリアなのです。
透き通る紺屋川と、頭上に茂る桜と柳の並木。
紺屋川美観地区のもうひとつの楽しみ方は、並木に挟まれる形で道路より一段下を流れる紺屋川に沿って歩くこと。川まで降りようと思わないと見つけられないような場所に、河原に降りるための階段があります。それを降りて紺屋川の流れの間近へ。紺屋川の流れは、思ってたより早く、そして水量も豊かです。その流れの先には高梁川に合流しています。足元は乱雑な石畳になっていて少々歩きにくいですが、透き通るような美しい紺屋川と頭上に茂る並木の美しさに包まれた散策路です。川の流れは夏の猛暑とは無縁のように涼しげで、その中を小さな魚が泳いでいます。少し離れたところでは、私と同じようにアオサギも川面を眺めています。川岸には一部掘り込まれたような箇所があり、そこでは溜まりが作られています。洗濯なのか野菜を洗うのか、昔は生活の中で使われていたのかもしれません。
魅力が詰まった、小さな町の小さな通り。
ふたたび道路に上がり、紺屋川美観地区の散策を続けます。沿道の桜並木。春にはさぞかし情緒あふれる景観になるのだと思います。桜の季節には夜になるとボンボリが灯され、あたりは幻想的な雰囲気に包まれるといいます。小さな町の小さな通りですが、いろんな魅力がギュッと詰まったスポットでした。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 紺屋川美観地区 |
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所在地 | 岡山県高梁市鍜冶町 |
問い合わせ先 | 0866-21-0217 | 高梁市産業観光課 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | - |
wikipedia | - |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023454-d8178828-Reviews-The_Nice_View_of_Konya_River-Takahashi_Okayama_Prefecture_Chugoku.html |
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