岩屋神社
いわやじんじゃ □兵庫県明石市
海上神事で有名な、海峡をまたいだ神社。
たくさんの漁船が並ぶ明石港近く、お目当ての明石焼店を探している時に偶然見つけた岩屋神社。海にとても近く、暖かく穏やかな雰囲気に満ちた境内が目に入り、半ば吸い込まれるように立ち寄ることにしました。注連柱をくぐって振り返ると、まっすぐ伸びる通りの奥には堤防と明石海峡が見えます。そして海峡の向こうには淡路島の遠望。港町で繰り広げられる港町らしい日常を、この神社は全て見ているようです。
本殿裏にある、謎の小さな鳥居。
岩屋神社の社伝によれば2世紀に成務天皇の勅命により創建されたとのことで、歴史はかなり古い神社のようです。境内はそれほど広くはなく、すぐに拝殿が配置されています。初夏の気配を感じる陽光が、こじんまりとした境内に降り注いでは陽だまりを作っています。そして分厚い明るさの層となって、岩屋神社全体を満たしているかのようです。本殿の裏側にはとても小さな石の鳥居がありました。腰ほどの高さです。祭りの時には、この小さな鳥居をくぐるそうです。
時間が止まったような、静寂がある。
岩屋神社と聞いて、ひとつ思い出したことがありました。明石海峡大橋を渡った淡路島の北端あたりも、たしか岩屋という地域だったことです。調べてみると案の定、関わりがあることが分かりました。もともと淡路島の岩屋地区にあった石屋神社から、祭神を招いたことがそもそもの岩屋神社の興りだったそうです。海峡をまたいで繋がる信仰心に、しんみりと感銘を受けたのでした。またその故事にちなんだもので、岩屋神社では毎年7月に「おしゃたか舟神事」という祭事があります。海上で舟を担いで進む渡御式で、海難防止と豊漁を祈願する祭りとして有名です。
ただ、その神事の時期以外は、ほんとうに静かな神社。今日も岩屋神社の境内には、時間が止まったような静寂があります。小さな開運鳥居を眺めたあと、いくつかある小さな摂末社を拝観し、最後にもう一度静けさを確かめてから岩屋神社を後にしました。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 岩屋神社 |
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所在地 | 兵庫県明石市材木町8-10 |
問い合わせ先 | 078-911-3247 | 岩屋神社 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | http://iwayajinjya.com/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/岩屋神社 (明石市) |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022818-d8776604-Reviews-Iwaya_Shirne-Akashi_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
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