再度公園
ふたたびこうえん □兵庫県神戸市
国の名勝として、歴史を紡ぐ公園。
休日の午前中を家で過ごしていた3月のある日、今年初めての本格的な春の陽気にいてもたってもいられなくなりました。用事を途中で切り上げて、あまり遠くにも行けないなというところで訪ねたのが再度公園です。神戸の街から北へ、急な登り道をしばらく走った再度山の山頂付近にある公園です。
公園の中心にある、修法ヶ原池。
公園の中心には修法ヶ原池という池があり、周りを散策できるようになっています。この時期は六甲山を歩くハイカーも多く、みな一様に春の訪れを謳歌している様子です。鳥たちも、いつもよりも大きな鳴き声で囀っているようです。池の周囲を松林が取り囲み、丸く開けたこの場所に、まぶしい太陽のとっておきの光が降り注いでいます。平和な昼下がり。水面に降り立った鴨が、水飛沫の音を立てています。風はもう、冷たくありません。春がやってきたのです。
晩秋の頃、紅葉の名所としても有名。
再度公園は歴史のある都市公園で、開場は1937年。伐採のため荒廃した六甲山の植樹と、隣にある外国人墓地とともに造営されました。その歴史的な背景も踏まえて、国の名勝にも指定されている由緒ある公園です。六甲山のハイキングコースのルート上でもあり、絶好の休憩ポイントとしても人気です。らにさ晩秋には池の周りが見事な色に染まる、紅葉の名所としても有名です。
森の再生を学ぶ、「こうべ森の学校」。
園内には池のほとりにログハウスがあって、「こうべ森の学校」という活動が行われています。森の再生が始まったこの公園にふさわしく、森林を育てたり保護したり、また木を使って何かを生み出したりする催しなんかが開かれています。訪れた日も市民によって、まさに松の木の苗を植える作業が行われていました。またログハウス横には「森の運動場」という広場があって、自然をそのまま使ったり木材で作り上げた少しアスレチックの要素もあるので子供たちに大人気です。すごく森との距離感が近いな、と感じる公園です。
冬は終わり、新しい春が始まった。
さて、池のほとりで買ってきた弁当を食べてしばしゆっくりしていたら、あまりの心地よさに立ち上がるのが億劫になってきます。いつまでもこの安穏の時が続けばいいのに。もう大丈夫。厳しかった冬は終わり、新しい春が始まりました。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 再度公園 |
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所在地 | 兵庫県神戸市北区山田町下谷上 |
問い合わせ先 | 078-371-5937 | 再度公園 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://www.city.kobe.lg.jp/a17526/kurashi/machizukuri/park/intoro/kobepark/futatabi.html |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/再度公園 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d21274119-Reviews-Futatabi_Park-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202203 |
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