越木岩神社
こしきいわじんじゃ □兵庫県西宮市
自然崇拝から始まった、謎の巨石と神の森。
西宮の山手、閑静な住宅街にある越木岩神社。天然記念物の豊かな森に囲まれ、また古くからこの地に続く霊石への崇拝が今も脈々と受け継がれる、由緒ある神社です。市街地からはやや離れた場所にありますが、いつもたくさんの参拝者を集める、この辺りではかなり有名な社なのです。
越木岩神社の御神体は、境内のいちばん奥に鎮座する巨石、「甑岩(こしき岩)」です。高さは約10mほどもあり、全体的には巨大な直方体、周囲は約40mもある立派な岩です。花崗岩の巨石ですが、実はこのあたりでは同じように崇拝を集める巨石群があり、その最も大きな象徴として古代より崇められてきたといいます。その神社としての興りは、600年~700年頃と推定されています。自然崇拝から始まった、とてもとても歴史のある神社なのです。
巨岩を御神体とする越木岩神社。南の西宮神社に対して「北の戎さん」と呼ばれている。
秋の風物詩「泣き相撲」でも知られている。
昔村人が力くらべに使ったという「力石」。
池に浮かぶ鯉の石像。
本殿には蛭子大神を祀る。1656年に西宮神社より勧請した。
今でも、「北の戎さん」とも呼ばれる。
社殿が造られたのは江戸時代に入ってから。その際、戎神社の総本山・西宮神社から蛭子大神(ひるこおおかみ)を勧請したため、越木岩神社は今でも「北の戎さん」とも呼ばれます。また安産・子授けの神として信奉されるほか、ニュースなどでよく紹介される秋の風物詩「泣き相撲」など、なにかと話題が豊富。
越木岩神社は斜面地に広がる住宅地にあるが、境内は鬱蒼とした森に包まれている。森は県の天然記念物に指定されている。
日差しを浴びる拝殿。
灘五郷のひとつとして栄えた西宮の酒。
どこか神秘的な、境内の雰囲気。
でもこの神社を訪れて最も感じるのは、やはりどこか神秘的な境内の雰囲気です。敷地をぐるりと取り囲む森によって、いわゆる結界の森というか、神聖な場所に入った気持ちになりますし、実際にそこで目にするもの、聞こえるもの、触れるものすべてが心に落ち着きを与えてくれるのです。それはまさに、守られている感覚です。
約7700㎡の豊かな森の中は、太古から何ら変わることなく受け継がれてきた、神々の恵みと人間の信仰深いこころに満ちています。
越木岩神社を訪れて最も感じるのは、神秘的な境内の雰囲気。境内の池にもその全てが映り込んでいる。
境内には多くの摂末社が鎮座する。
とてつもなく巨大な、御神体である「甑岩」。
神の石として相応しい威厳がある。
甑岩の周りには厳かな祠が佇んでいる。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 越木岩神社 |
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所在地 | 兵庫県西宮市甑岩町5−4 |
問い合わせ先 | 0798-31-0009 | 越木岩神社 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://www.koshikiiwa-jinja.jp/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/越木岩神社 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022819-d8012460-Reviews-Koshikiiwa_Shrine-Nishinomiya_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
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