中山寺
なかやまでら □兵庫県宝塚市
家族の温もりに、満ちあふれた境内。
西国三十三所の第24番札所に数えられる宝塚の古刹、中山寺。安産祈願にご利益のあるお寺として大変有名で、歴代の天皇家や源氏、豊臣氏など歴史的にも大御所によって庇護されてきました。そのため現代でも出産前や出産後にお参りする人たちや、その後の七五三などで多くの参拝客を集める大きなお寺です。地元からは、中山さんと呼ばれて親しまれていて、境内を歩いていても近くからそんな呼び方が聞こえてきました。
訪れたのは11月も半ば、ちょうど七五三参りで賑わいを見せる頃。境内には着物を着たたくさんの子供たちと家族で賑わっていました。
安産祈願にご利益のあるお寺として有名。写真は1603年に豊臣秀頼によって再建された本堂。
紅葉が美しいことでも知られる。
古堂を背後にイチョウが映える。
広い境内には、立派な建築が集積。
境内は背後にある中山という山の斜面に沿って広がります。一本の真っ直ぐな参詣道を中心に、左右にたくさんの堂宇が立ち並びます。どれも比較的新しく、綺麗な建物。それぞれに門があり、交通安全、学業成就、水子供養といったご利益ごとにお堂が建てられています。
本堂は階段を数十段昇ったところにあります。1603年に豊臣秀頼の名により再建されたものですが、手入れが綺麗に行き届いており、とても400年以上の建築には見えません。他にも朱塗りが鮮やかな大願堂や、珍しい青色の塗装が施された五重塔など、広い境内には立派な建築が集積。とても見どころの多い寺院です。
境内には大きな建物がいくつもある。写真は本堂の大屋根と「青龍塔」と呼ばれる青色の五重塔。
こちらも1603年に再建された「阿弥陀堂」。
本堂の手前、閻魔堂の横にある鐘楼。
本堂には極彩色の組物が施されている。
五重塔は高さ28mで、2017年に再建された。
いつの時代も変わらない、家族の素晴らしさ。
また境内から歩いて山を登れば、奥の院。道中は自然の中をハイキングするようなコースで魅力があります。
それにしても七五三シーズンだったので、家族の温もりに満ちあふれていた境内でした。晴れ着に身を包んだかわいらしい子供たちに、今以上の幸せはないというような家族の笑顔。親が子を想う、またその子が親になり子を想う。中山寺では、きっと何百年もそんな家族のつながりが続いてきたんでしょう。いつの時代も変わらない、家族の素晴らしさ。そんなことを思う、秋の中山さんの境内でした。
訪ねたのは七五三の時期。参道には出店も並び、昔ながらの日本人の風景も味わえた。
「大師堂」の前に立つ弘法大師像。
西国三十三所の御朱印。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 中山寺 |
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所在地 | 兵庫県宝塚市中山寺2丁目11−1 |
問い合わせ先 | 0797-87-0024 | 中山寺 |
休業日 | 無休 |
料金 | - |
駐車場 | なし |
公式サイト | http://www.nakayamadera.or.jp/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/中山寺 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022826-d1761183-Reviews-Nakayama_dera-Takarazuka_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202103 |
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