東六甲展望台

圧倒的スケールで広がる、ゴージャスな夜景。

関西で一二を争うくらい綺麗な夜景を見られる場所じゃないかと思います。大阪の都心を中心に、阪神間、南大阪から遠くは和歌山方面までの広大な夜景が広がります。そこは芦屋と有馬を結ぶ芦有ドライブウェイの途中にある東六甲展望台です。車が20台ほど停められる駐車場があり、夜になるといつも夜景を楽しみに来る車が並びます。

芦屋と有馬を結ぶ芦有道路にある東六甲展望台。大阪平野から阪神間、神戸までの眺望、さらに大阪湾から和歌山方面、淡路島まで一望できる。

突如現れる、壮大な夜景のパノラマ。

芦有ドライブウェイは基本的には展望の開けない山中の道という感じなので、展望台にたどり着いた時には突然目の前に壮大な夜景のパノラマが現れるということになります。初めて訪れる時は、絶対に想像以上の驚きを感じるはずです。標高645mから望む夜景は目の覚めるような大パノラマ。まるでハッブル宇宙望遠鏡で見たスターダストをそのまま地面に映したような、隙間なく闇を埋め尽す街の明かり。すぐ手前にある西宮の甲山の端麗な山陰が夜景をバックにくっきり浮かび上がる様子もまた美しいものです。

標高は645m。特に夜景は宝石を散りばめたような美しさがある。

生駒山から月が昇って、大阪平野の夜がはじまる。

空気が澄んでいる冬は、夕焼けから日没の時間帯も見どころ。

季節によって姿を変える、夜景の変化を楽しむ。

夏は空気の揺れに合わせて煌めく様子が綺麗ですし、冬は澄みきった大気を通ってくっきりと遠くの街まで眺めることができます。大阪湾をぐるりと取り囲む海岸線ははっきりとした光の弧を描き、暗い海に点々とした船の明かりはゆっくりゆっくり動いています。街の向こうには生駒山がそびえ、夜空との境を示しています。
その圧倒的なスケールの中に、美しさのバランスを合わせ持つ東六甲展望台からの夜景。ひとことで表すなら、まさにゴージャス。今は自宅から近いので、気が向くたびに訪ねて楽しんでいます。

大阪湾の海岸線は光の弧を描き、暗い海には点々とした船の明かりが浮かぶ。

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