鷲見橋
わしみばし □岐阜県郡上市
V字谷に聳り立つ、日本一の高さを誇る道路橋。
飛騨トンネルもそうだったのですが、何も知らないまま通りがかって気づいたシリーズ第2弾、それは日本一高い橋脚を持つ橋、鷲見橋です。
鷲見橋が架かっているのは、東海北陸道。東海北陸道は飛騨トンネルという長大なトンネルがあったり、高速道路では日本一標高の高い地点があったり、そして急峻なV字谷にそそり立つ、この鷲見橋があったり。険しい山岳地帯を高速道路で貫くという特徴がいかんなく発揮された、マニアックな話題に豊富な道なのです。
この鷲見橋、長さは436mあって、カーブを描きながら深く切り立った谷をまたいでいます。そして最大の橋脚の高さは115m、道路橋としては日本一の高さを誇る橋です。
photo_by_Alpsdake_CC_BY-SA_4.0_from_Wikimedia_Commons
最も高いところで115mとなり、日本一高い橋脚を持つ橋となっている。
残念なことに、一見して橋とは分からない。
実際に走ってみると、残念なことにそれは一見して橋とは分かりません。トラス橋のような鉄骨もないし、吊り橋のような主塔もないからです。直前に「橋脚高日本一」という標識に気づかなかったら、橋があるとも思わないくらいです。都心の高速道路の高架のような感じ。それまで左右に迫ってきていた山の斜面がなくなるので、なんとなく「橋を渡っているな」とは分かるものの、側壁もあるので下の方は見えず、よほど車高が高い車じゃないと日本一の高さもほとんど実感できません。
3本の橋脚のうち真ん中の橋脚が最も高く、これが115mの高さ。
天空で繰り広げられる、大スケールのデッドヒート。
ところが、下から見るとやっぱり凄い迫力なのです。それも一般道で鷲見橋の真下に行けるのです。3本の橋脚のうち、真ん中の橋脚が最も高く、これが115mの高さなのです。見上げると(勝手に口が開いてしまいます)、橋脚と橋桁によって、空全体を5分割にするような感じ。でも橋の構造自体はとても線が細く、強度的にこれで大丈夫なんだろうかと少し不安になってしまうくらいです。
実は東海北陸道の4車線化が粛々と進行していて、今ある鷲見橋のすぐ横に、もうひとつ、橋が架けられる予定です。その高さはなんと125m。もちろん日本一の更新です。天空で繰り広げられる、スケールの大きなデッドヒート。ふたつ並んだ姿を、ぜひまた見に行きたいです。
2019年に4車線化が完成し、隣に125mの橋脚を持つ橋が誕生した。(写真は2車線時)
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 鷲見橋 |
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所在地 | 岐阜県郡上市高鷲町 |
問い合わせ先 | - |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | - |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/鷲見橋 |
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LAST VISIT | 201608 |
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