芦屋川
あしやがわ □兵庫県芦屋市
季節の移ろいと、瀟洒な街並みを映して流れる。
閑静な住宅地が広がる芦屋市。一部の地区では豪邸しか建てられないような条例があったりして、古くから成熟した街として栄えてきました。その街の西部を流れるのが、六甲山からの清流を運ぶ芦屋川。JR東海道線が川の下をトンネルで走ったり、阪急芦屋川駅や阪神芦屋駅のホームは芦屋川をまたいで設置されていたり、街の風景に溶け込むように流れています。
六甲山系から大阪湾へと流れる芦屋川は全長が約6kmほどしかなく、このあたりを流れる他の川と同じように急流で、そしてそれがゆえに水の綺麗な川です。高級住宅地の代名詞のような街を流れるだけあって、その川沿いには豪勢な住宅が軒を連ね、河口にいたるまで終始落ち着いた美しい景観を作っています。
邸宅街で有名な芦屋市を流れる川だが、美しい自然は純粋そのもの。六甲山の水を豊かに運ぶ。
レトロな雰囲気の開森橋の親柱。
開森橋と桜並木の風景。
芦屋川は桜の名所としても有名。
舞い降る桜花が川面に漂う。
風情あふれる、黒松の並木。
川が市街地に入って、その中ほどで東西に国道2号線と交差します。国道2号線より北側は桜の名所として有名で、春には芦屋さくらまつりが開催されます。また国道2号線より南側には、風情あふれる黒松の並木が続きます。南北を通して河原にはずっと遊歩道が整備されていて、ジョギングや散歩コースとして親しまれています。
街の空気に呼応するように、芦屋川には流麗で上品な雰囲気が流れています。初夏の晴れた日、例えば阪神芦屋駅のホームから見下ろす緑に染まる芦屋川の風景なんかは、ゴッホが描いた油絵のように美しく、また桜の季節、国道2号線の業平橋から見晴らす景色は、セザンヌが描いた水彩画のように甘く淡い喜びに満ちた光景です。
多くの川がある中で、ある意味ここまで情緒あふれる川というものは他にないような気がします。季節の移ろいは歴史ある邸宅街に彩りを添え、その変化を楽しみながら、僕も時々河原の遊歩道を散歩しています。
国道2号線よりも南側では、上品で風格のある黒松の並木が美しい。
ほとんどの場所で河原に降りることができる。
開森橋の北側、桜が美しい芝生広場。
街の喧騒も届かない静かな場所。
水鳥たちも春を楽しんでいた。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 芦屋川 |
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所在地 | 兵庫県芦屋市月若町、松ノ内町 |
問い合わせ先 | 0797-38-2033 | 芦屋観光協会 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | - |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/芦屋川 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022820-d1384558-Reviews-Ahiyagawa_Kahan-Ashiya_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
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