奈良町資料館

江戸時代の奈良町の暮らしを伝える、私設資料館。

奈良町資料館は、民家の軒先にぶら下がる真っ赤な「身代わり猿」で有名な西新屋町の一角にあります。1981年に開館した私設の資料館で、館長の自宅を改造して始められたのだそう。入館料は無料なので、ならまち散策中に気軽に立ち寄ることができます。
館内には江戸から昭和初期にかけての骨董品や、生活用具を中心に展示されています。ノスタルジックな看板や、昔ながらの生活の知恵を活かした家財道具などがところ狭しと並べられています。

ならまちで暮らしてきた人々の、生活のぬくもり。

もう何十年も見ていなかったような懐かしい品々は、ならまちで暮らしてきた人々の、生活のぬくもりみたいなものを感じさせてくれます。かつて庚申堂に祀られていた吉祥天像や、元境内にあたる元興寺の仏像なども展示しています。
そしてなんといってもここは「身代わり猿」の聖地。お土産用に可愛らしい身代わり猿が販売されていますので、ならまち散策の記念にぜひ家族の人数分の赤いお猿さんを。大きさによって大人と子供とされていて、家族それぞれに降りかかる災いや病気を身代わりになって引き受けてくれます。

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