北御堂・南御堂
きたみどう・みなみみどう □大阪府大阪市
御堂筋の由来となった、ふたつの御堂。
大阪のメインストリート、御堂筋の名称の由来になっているお寺です。中央大通を挟んで北側にあるのが北御堂、南側にあるのが南御堂。両方とも御堂筋に面していて外観もよく似ているので、何も知らず前を通ると、同じところを2回通ったような錯覚を感じるくらいです。
双子のように北御堂・南御堂というひとくくりにされる場合も多いですが、厳密に言うと宗派の違う別々の寺院です。北御堂は正式には本願寺津村別院といい、浄土真宗本願寺派の寺院。一方の南御堂は正式には真宗大谷派難波別院といい、真宗大谷派の寺院です。つまり北の本山は西本願寺、南の本山が東本願寺というわけ。
北御堂は京都の西本願寺の別院。昭和39年に建設された、宝形造屋根の巨大な本堂が印象的。
御堂筋側に「北御堂ミュージアム」入口と地下鉄入口が並ぶ。
こちらは南御堂。正式には「真宗大谷派難波別院」という。
巨大な宗教施設、といったイメージのする建物。
両寺院とも古くから大衆の信仰を集めていましたが、戦時の大阪大空襲の際に焼失してしまいます。戦後、しばらくの年月を経て再興し、現在の建物で再建されました。
以前は木造の奥ゆかしい佇まいでしたが、現在は鉄筋コンクリート造りになっています。一見すると大きな会館のよう。外観自体はいわゆる寺院らしさを偲ばせるものの、巨大な宗教施設といったイメージのする建物です。参拝する人々の気持ちは変わらずとも、なんだか少しだけ味気なく冷たい感じのする雰囲気。周囲は関西屈指のビジネス街ですし、なんとなくその無機質なビル群に紛れ込んでしまうような印象です。建物自体は壮大で圧倒する迫力があるんですが、そのどこかに歴史とか風情とかを感じられるものがあればいいのになと、そう思わずにはいられませんでした。
南御堂は京都の東本願寺の別院。こちらも関西屈指のビジネス街に聳える壮大な本堂が特徴。
「本願寺中興の祖」と呼ばれる蓮如上人像(北御堂)。
蓮如上人像の向かいに建つ親鸞上人像。
南御堂の境内にある松尾芭蕉の句碑。
大坂城の外堀の石垣を使った立派な塀が、南御堂を守っている。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 北御堂・南御堂 |
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所在地 | 大阪府大阪市中央区本町4-1-3(北御堂)、久太郎町4-1-11(南御堂) |
問い合わせ先 | 06-6261-6796 | 北御堂、06-6251-5820 | 南御堂 |
休業日 | 無休 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 周辺有料駐車場 |
公式サイト | http://www.kitamido.or.jp/、http://minamimido.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/本願寺津村別院、http://ja.wikipedia.org/wiki/真宗大谷派難波別院 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g14127623-d7295546-Reviews-Hongan_ji_Temple_Tsumura_Betsuin-Chuo_Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html、https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g14127623-d7295549-Reviews-Shinshu_Otaniha_Namba_Betsuin-Chuo_Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
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