奈良町豆腐庵こんどう
ならまちとうふあんこんどう □奈良県奈良市
その奥深さに感服、豆腐料理が絶賛の名店。
古い町並みが残るならまちでも最もその歴史が色濃く残る一角、真っ赤な身代わり猿が軒下にぶらさがる西新屋町にある豆腐料理専門店です。お隣の天理市で昭和25年創業という老舗の豆腐屋、近藤豆腐店が出すお店です。築180年という町屋を改装した、とても奈良らしい店内でいただく豆腐料理が絶賛の人気店です。
風情あるならまちの一角に、築180年という古い町家で店を構える。
毎週の楽しみだった、行商の軽トラック。
「いつもながのお引き立てー、有難うございます。手作りの味ー、近藤豆腐店でございます。」
毎週木曜日の夕方、ならまちのはずれにある実家の通りには、近藤豆腐店の行商の軽トラックがスピーカーからお馴染みのフレーズを響かせてやって来ました。少しだけ訛りのある、軽快なイントネーション。拡声器から流れる声に誘われて、ご近所さんがそぞろ集まってきます。小さい頃は母親に木綿何丁なんて言われながらボウルを手渡され、歩いて50歩のところに停まっている近藤豆腐店の軽トラックまで、よくおつかいに行ったものでした。どこのご近所さんも心待ちにしているようで、待ってましたとばかりに集まってきて、夕食の一品として買ってゆきます。近藤豆腐店の豆腐は、子供の頃からとても美味しいものなのです。
天理からやってくる近藤豆腐店の行商の軽トラックが、スピーカーから流していたお馴染みのフレーズが思い出された。
手作りの技が冴える、豆腐料理のフルコース。
そんな昔馴染みの豆腐が美しく盛り付けられ、そして豊富なバリエーションで出されるとなると、ファンとしては行かずにはいられません。しっとりと落ち着いたモダンな空間と緩やかで温もりのあるおもてなし。次々と出される豆腐の創作料理や湯豆腐、おぼろ豆腐、湯葉刺し身など、どれもとても新鮮で、手作りの技が冴える豆腐のフルコース。生き生きとしていて、ひとことで言うなら、美しい味。原料の大豆まで透き通って見えてくるような風味が格別です。
特に豆乳で煮る湯豆腐、格別に最高。
平成12年にオープンして以来、各方面から絶大な支持を得たのは、豆腐に懸ける並々ならぬこだわりと、それを最大限に生かす数々の名料理があったから。今では珍しい、国内産の大豆を100%使用した豆腐は、豆本来の香りがする、とても濃厚な豆腐です。まず何よりそれが絶対的な美味しさ。そして豆乳や湯葉も言わずもがなで、しっかりした味で料理の主役として存在感を放ちます。特に豆乳で煮る湯豆腐なんかは最高。豆腐の奥深さを再発見します。あっと驚くような豆腐料理が次々に現れ、数々の感動でもてなしてくれる、まさに「豆腐の魔術師」。
今もあの軽トラックが町内を巡っているのかは分かりませんが、ならまちのこのお店に行けば出会える懐かしい美味しさ。そしてそれが美しく上品に仕立てられた贅沢。奈良に帰る時には、時々予約をして立ち寄ってしまうお気に入りの名店です。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 奈良町豆腐庵こんどう |
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所在地 | 奈良県奈良市西新屋町44 |
問い合わせ先 | 0742-26-4694 | 奈良町豆腐庵こんどう |
休業日 | 月曜日 |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | http://www.kondou-touhu.co.jp/shop/shop_kon01.html |
wikipedia | - |
食べログ | http://r.tabelog.com/nara/A2901/A290101/29000764/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g298198-d3319382-Reviews-Naramachi_Tofuan_Kondou-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 200804 |
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