京福電鉄嵐山本線
けいふくでんてつあらしやまほんせん □京都府京都市
古都の軒先をかすめる小さな電車、通称「嵐電」。
京都市の中心部、四条大宮駅と嵐山駅を結ぶ小さな私鉄。都会の中心部を走る電車にしては、特別なことのない限り1両ワンマン編成しかないというローカルっぽさが素敵です。それに一部区間は路面を通るので、京都の家々の軒先をかすめてゆっくりと走る姿がとても魅力的な路線です。
社名からも推測してしまいがちな、京都と福井を結ぶ鉄道ではありません。かつてそういった計画もなかったとのこと。ただ以前は京都と福井にそれぞれ路線があって、全長120kmもの営業距離がありましたが、福井からは撤退して今は京都市内の2線、12.3kmのみを走っています。
地元では「嵐電」と呼ばれる、四条大宮と嵐山を結ぶ小さな私鉄。一部路面を走る区間があり、風情がある。
京都の中心部にある四条大宮駅。
始発駅だがホームは2本しかない。
最高速度40km/hで、のんびりと。
嵐山本線、北野線ともに嵐山駅を起点としているので、嵐電という愛称で親しまれています。京都だけあって、沿線には嵐山、渡月橋、天龍寺、仁和寺、北野天満宮、映画村といった観光名所が目白押し。そんなエリアを最高速度40km/hというのんびりとしたスピードで走っています。
またほとんどが昭和から使われているという、懐かしくどこか哀愁漂う車両。そしてコンクリートの塊をそっと置いただけような駅のプラットフォーム。下町に溶け込むような駅に流れる緩やかな空気。熟れたほおずきみたいな夕日を浴びた駅舎は、ノスタルジックな感動を誘います。
最高速度40km/hでのんびり古都の軒先をかすめて走る。鳴滝駅〜宇多野駅間の桜のトンネルも有名。
古く懐かしい音と、心地よい振動。
地下鉄が整備され、それに路線バスも網目のように市街地を網羅していて、各所にある観光地巡りにも不便を感じさせない京都。でも京都本来の古くから続く緩やかで優しい時間の中を、この小さな列車はゆっくりと走ります。それはとても贅沢な気分にさせてくれます。車内に落ちる車窓の影が、カーブに合わせて床の上を転がってゆきます。それを見ていると、このまま時間を止めて、どこまでも乗っていたい気持ちになります。古い車両の、レールとの軋み。ジョイントでの軽快な音。古く懐かしい音と心地よい振動がしばらくの眠気を誘いました。
レトロな雰囲気が人気の車両「モボ21形」。2両のみ運行されているレアな車両。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 京福電鉄嵐山本線 |
---|---|
所在地 | 京都府京都市右京区~中京区 |
問い合わせ先 | 075-801-5315 | 京福電気鉄道(株) |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | http://randen.keifuku.co.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/京福電気鉄道嵐山本線 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298564-d10505399-Reviews-Keifuku_Electric_Railroad-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 201911 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。