脇町潜水橋
わきまちせんすいきょう □徳島県美馬市





<「四国三郎」を跨ぐ、230mの沈下橋。>
四国三郎・吉野川に架かる沈下橋「脇町潜水橋」。増水すると水面下に沈むため欄干がなく、渡る際には水面と同じ目線で川の流れを感じられます。竹林や川の風景に溶け込む素朴な橋は、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。本記事では、脇町潜水橋の魅力やアクセス、実際に訪ねて分かったオススメ情報などを詳しく紹介します。
所要時間:10〜20分(通行・見学)
「四国三郎」を跨ぐ、230mの沈下橋。
大歩危・小歩危や祖谷渓の清冽な水を集めて運ぶ吉野川。徳島内陸の町々はこの川沿いに発展し、昔から人々の生活を支える重要な役割を果たしてきた川です。その町の中のひとつ、脇町には、長さが230mもある大きな潜水橋があります。大水の時に流されないように、水の抵抗を受けないように欄干がなく、増水時は水面の下に隠れてしまう橋です。
この脇町潜水橋は、「四国三郎」と言われ、氾濫が多かった吉野川ならではの橋のひとつです。川幅の広い箇所にあり、悠々と流れる吉野川の風景にとても映える橋です。そして周囲の青い竹林や、ゆっくり行き交う鮎釣船など、趣きのある情景が素敵です。特に夕景の素晴らしさは必見。夕焼け空を映す川面だけが黄金色に輝き、河原との陰影が際立ちます。

photo_by_Hiroki@Takahashi.com_CC_BY-SA_3.0_from_Wikimedia_Commons
吉野川に架かる全長230mもある潜水橋。四万十川では沈下橋と呼ばれる、水量が増えたら川の中に沈んでしまう橋。
まるで、川の上を滑っているような感じ。
実際に渡ってみると、欄干がないことで面白い感覚を味わえます。橋は水面から1〜2m。視線が川と同じような高さに感じられ、まるで川の上を滑っているような感じ。開放感あふれるこの橋は、自動車でも渡れます。
ちなみに一般的にはこのような橋を沈下橋と呼び、高知の四万十川が特に有名です。徳島では潜水橋と呼ぶそうです。四国や九州に多く、徳島県には全国3位の56ヶ所に架かっているのだとか。普通の橋と違ってより人々の生活感が感じられ、そして風景としても郷愁を誘われるのが素敵な橋です。

川幅は広く、橋の上から眺める景色も雄大。吉野川の絶景を実感できるのがこの橋の魅力。


この時はバイクで橋を渡った。


空からも見えた、脇町潜水橋。
photo.
アクセスマップ
■公共交通アクセス
- JR徳島線「穴吹駅」→車で約5分/徒歩40分ほど。
■車でのアクセス
- 徳島自動車道「脇町IC」→国道193号・県道12号→約4 km・10分。
- 駐車場なし:近隣の「道の駅 藍ランドうだつ」(無料駐車可能)を利用。
詳細情報
名称 | 脇町潜水橋 |
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所在地 | 徳島県美馬市脇町大字脇町~穴吹町舞中島 |
問い合わせ先 | 0883-52-2644 | 美馬市商工観光課 |
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LAST VISIT | 200606 |
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