大歩危・小歩危

おおぼけ・こぼけ　□徳島県三好市

巨岩奇岩が8kmに渡って作り出す、壮大な渓谷美。

四国一の大河・吉野川が深く険しい四国山地を下る際に岩脈を削り取ったもので、日本でも有数の渓谷美が見られるスポットとしてあまりにも有名です。「歩危」とは段崖を意味する古語が転じたものだそうで、大歩危はその名に恥じぬ巨岩奇岩がごろごろとある壮大な渓谷美を、その下流の小歩危では細く曲がりくねった渓谷が激流を作り出しています。大歩危5km、小歩危3kmの合わせて約8kmのあいだには、自然が長い年月をかけて創出した魅力がたくさん詰まっています。

険しい岩肌が印象的。吉野川が四国の山々を削り取ってできた、大歩危5km、小歩危3kmの合わせて約8kmの渓谷。

川の流れから急峻な岩場と山々が立ち上がる。

ところどころに早い瀬があり、水飛沫を上げている。

日本一と言われるほどの、急流の名所。

小歩危は日本一と言われるほどの急流の名所で、それを利用したカヌーやラフティングなど、ウォータースポーツのメッカとして大人気です。その上流にある大歩危は、小歩危と比べると流れは緩やかで、悠久の時を感じられる雄大な渓流です。ただ川岸に切り立つ巨岩は圧倒的な大きさで、とても壮大な雰囲気のする空間です。
山深い静けさに支配され、荘厳な雰囲気に包まれています。山々の緑を映した碧の水が、見てるこちらを眺めているように静かに流れてゆきます。100年以上の歴史があるという大歩危峡遊覧船が水面を行き交う様子は、ずっと上を走る国道から見下ろすと、緩やかな航跡を残して白いミズスマシのように見えます。

小歩危は急流の名所で、それを利用したカヌーやラフティングなど、ウォータースポーツのメッカとして大人気。

「ラピス大歩危」も、おすすめのスポット。

春から秋にかけての夜には、大歩危のうち2kmほどの区間が美しくライトアップされます。新しく芽吹いた翠葉、熱く萌える緑葉、鮮やかに色づいた紅葉、それぞれの季節によって峡谷を彩る自然は変化します。山の闇夜に浮かび上がる様子、山を支える巨岩はより大きく映え、神秘的なまでの光景を醸し出します。
また大歩危の断崖の上に建つ「ラピス大歩危」もおすすめのスポット。大歩危小歩危の成り立ちや巨岩をはじめ岩石や鉱物の展示、それに地元の特産物を販売するコーナーもあり、日本有数の大渓谷を十分に楽しめる施設です。

大歩危は、小歩危と比べると流れは緩やか。雄大な渓流を巡る遊覧船も出ている。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称	大歩危・小歩危
所在地	徳島県三好市山城町西宇
問い合わせ先	0883-72-7620 ｜三好市商工観光課
休業日	-
料金	-
駐車場	なし
公式サイト	https://miyoshi-tourism.jp/
wikipedia	http://ja.wikipedia.org/wiki/大歩危
食べログ	-
トリップアドバイザー	https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023595-d1310386-Reviews-Oboke_Koboke-Miyoshi_Tokushima_Prefecture_Shikoku.html
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