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雨乞の滝 雨乞の滝

雨乞の滝

あまごいのたき □徳島県名西郡神山町
公式HPwikipediaトリップアドバイザー食べログ日本の滝100選
オススメ度

幻想的な雌雄の滝、二重奏が美しい阿波名瀑。

雨乞の滝

雨乞の滝は、日本の滝100選にも選ばれている阿波の名瀑。2つの川の合流地点が滝になっていて、同じ滝壺に注ぎ込む珍しい滝です。干ばつの時に農民たちがここで鐘や太鼓を打ち鳴らして雨乞いをしたことにちなむそうで、神領という地名にも、古くから神の領域として崇められてきました。
徳島の山あいを走る国道438号線から車一台がやっと通れるほどの道に入り、民家や田畑、廃屋の横をすり抜けるように愛車を走らせます。すると道の傍らに面白いものが登場。ほぼ人間等身大の人形が、雨乞の滝はあっちだよと導いてくれるのです。ポイントポイントに立ってくれているので、目指す場所まで迷うことはありません。そしてこれらの人形、やけにリアルに作られていて、初めて見る時、いや何回見ても本物の人間と見間違えてしまいます。分かってるんだけどちょっとドキッとしてしまう奇妙なナビゲーター、導かれるままに滝に到着です。

透明感のある深い森を歩くのは、とても爽やか。

雨乞の滝

駐車場に車を停めると、そこからは徒歩で雨乞の滝を目指します。ところがこれが結構な険しい道中。登山めいた傾斜のきつい坂道で、最深部にある雨乞の滝まで片道約650mの滝見道ですが、息を切らしながら歩きます。
ただその道の脇には常にせせらぎが流れ、心地よい水の音、そして岩から染み出す滴、それらを心地よさそうに受ける苔やシダ、それぞれが本当に瑞々しく潤っています。その透明感のある深い森を歩くのはとても爽やか。歩くほどに身も心も鮮やかに洗われてゆきます。
途中にはいくつかの名前がつけられた滝があります。それらは最後に登場する雨乞の滝を引き立てるために、周到に準備された物語のように、ストーリーをもって目の前に現れます。うぐいす滝、不動滝、観音滝などを横目にさらに歩き進むと、一枚の大きな岩壁の向こうに、想像以上に迫力のある雨乞の滝が待っていました。

二重奏のごとく、お互いの美しさを際立たせる。

雨乞の滝

訪れたのはちょうど梅雨が開けた日。前日まで降り続いた長雨はこの雨乞の滝に集められ、ものすごい水量は鬼気迫るくらいの迫力を演出していました。
雨乞の滝には2本の流れがあります。向かって左側には一直線に流れ落ちる落差27mの雄滝。その太い一筋は本当に見事に真っ直ぐで、轟音と水飛沫を周囲に撒き散らせながら、滝壺を深くえぐるよう落ちています。もう一本は向かって右側、高さ約45mの雌滝。崖の形状によって三段に蛇行しながら幅広くゆるやかに流れ落ちていますが、その最頂部を見ると凄い勢いで水が飛び出していて、その水量の多さを物語っています。流麗な曲線を描く滝で、直瀑の雄滝と並ぶ光景は二重奏のごとく、お互いの美しさを際立たせています。

真夏の暑さも、全く忘れてしまうくらいの別世界。

雨乞の滝

視界にその2本の滝を捉えて眺めてみると、それはそれは壮大な光景。神々しささえ感じる迫力満点の滝です。あたりには雨乞の滝が作り出した霧のような細かい水飛沫がミストのように立ち込め、幻想的な雰囲気。暑い日でしたが、そんなことは全く忘れてしまうくらいの別世界でした。そして音も豪快。何もかもに圧倒されつつ、絶壁に三方を囲まれた劇場でしばらく極上の涼をとりました。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 雨乞の滝
所在地 徳島県名西郡神山町神領字谷
問い合わせ先 088-676-1118 | 神山町産業建設課
休業日 -
料金 -
駐車場 敷地内無料駐車場
公式サイト https://www.town.kamiyama.lg.jp/enjoy/map/2015/12/amagoi-no-taki.html
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/雨乞の滝
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1121413-d1822313-Reviews-Amagoi_no_Taki-Kamiyama_cho_Myozai_gun_Tokushima_Prefecture_Shikoku.html
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