南紀勝浦温泉
なんきかつうらおんせん □和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
日本有数の漁港に湧く、数々の個性的な温泉。
南紀勝浦駅を降りるとそこは活気のある港町。朝に水揚げされた豊かな魚介類が、各地方へ出荷されていきます。南紀勝浦漁港は日本有数のマグロ漁の基地で、その水揚げ量は国内トップクラス。新鮮なマグロ料理は名物で、町にはたくさんの名店が軒を連ねます。
そんな南紀勝浦はまた、白浜と並んで和歌山を代表する温泉地でもあります。採れたての魚介類や加工品が並ぶ商店街を抜けると、勝浦漁港を取り巻くように温泉旅館が立ち並びます。近くには景勝地・紀の松島があるように、太平洋に面したリアス式海岸に開けた一大温泉郷です。
南紀勝浦は和歌山を代表する温泉地のひとつ。勝浦漁港を取り巻くように温泉旅館が立ち並ぶ。
温泉街の中心にある「勝浦にぎわい市場」。
勝浦漁港は日本有数のマグロ水揚げ港。
ほとんどの旅館が、自前の源泉から引湯している。
しっかりとした硫黄の香り漂う勝浦の湯、源泉は実に175本を数え、ほとんどの旅館が自前の源泉から引湯しているそうです。その中でも名物風呂が多いのも特徴です。港から突き出した狼煙半島全体が敷地で、海に面した洞窟風呂・忘帰洞など6つの大浴場を構えるホテル浦島。入江に浮かぶ小島全体がひとつの宿で、海まで降りてゆける露天風呂・紀州潮聞之湯があるホテル中之島。さらに船に乗ってしか行けない無人島の温泉・らくだの湯などなど。それらの温泉を宿泊客が船で行き来する様子は、さながら海上の温泉郷です。
また夏になると、勝浦港の埠頭ではビアガーデンが開かれ、ざわついた都会のビアガーデンとは違う、しっとりと波音を聞きながらの夜酒を楽しむことが出来ます。
大きな旅館から民宿まで多くの温泉宿が集まっているが、ほとんどの宿が自前の源泉から引湯しているという。
半島丸ごとが敷地という「ホテル浦島」。
向こう側にある洞窟風呂「忘帰洞」が有名。
とあるホテルのロビーから。
どのホテルも、穏やかな海の眺望が素晴らしい。
熊野三山や、熊野古道へのアクセス拠点としても。
世界遺産に登録された那智山や那智の滝、熊野三山や熊野古道へもほど近く、それらへのアクセス拠点としても利用価値の高い南紀勝浦温泉。かといって過度に観光化されていないというか、どこか古き良き温泉地の雰囲気漂う町。関西の中心部からは遠いアクセスであり、こんな遠くまでやってきたという旅の醍醐味も感じられ、何度訪れても飽きることのない、本当におすすめの温泉地です。
ホテル浦島から見下ろす南紀勝浦の街並み。かつては夏になると、手前の埠頭でビアガーデンが開かれていた。
駅前の商店街は寂れつつある。
朽ちかけた桟橋も絵になる港。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 南紀勝浦温泉 |
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所在地 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦ほか |
問い合わせ先 | 0735-52-0555 | 那智勝浦町役場産業課 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | http://katsuuraonsen.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/南紀勝浦温泉 |
食べログ | - |
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