南紀勝浦温泉・らくだの湯

まさに秘湯、渡し船で行く無人島の露天風呂。

南紀勝浦の名勝、紀の松島をわがもの顔に眺めながら。勝浦湾に浮かぶ小さな小さな無人島にある、野趣満点の露天風呂がらくだの湯です。
勝浦温泉の老舗旅館「越之湯」がかつて所有していたものを、今は清丸渡船という釣り船業者が管理。離れ小島なので、らくだの湯への渡し船も清丸渡船が運営しています。
5分ほどの船の旅の先にあるのは、洗い場もシャワーも電気設備もない、湧き出す源泉をそのままに溜めた正真正銘の100%かけ流し。あふれたお湯はそのまま海に注いでいます。秘湯感抜群のらくだの湯、ほのかな硫黄の香り、白い湯の花も舞い、泉質も文句なしです。

らくだの湯に向かう陸路はない。名勝「紀の松島」を眺めつつ船で向かう。（現在は閉業）

青い潮騒と、紀の松島の絶景を独り占めに。

混浴のため、そして時には紀の松島をめぐる遊覧船が「らくだ岩」まで来るため、水着はかかせませんが、岩礁に打ち寄せる波を目の前にしながら入る湯は最高です。無人島であり、船で来ることしかできない場所というのも、思わず気分が高揚するシチュエーション。気持良く湯につかっていると、すぐそこにいるらくだも同じように温泉につかってリラックスしているように見えてきます。開放感、秘湯感、青い潮騒と紀の松島の絶景を独り占めにする、なんとも贅沢な露天風呂です。

青い潮騒と紀の松島の絶景を独り占めにする、なんとも贅沢な露天風呂。（現在は閉業）

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