竜串海岸
たつくしかいがん □高知県土佐清水市
めくるめく奇岩奇礁が、連続する景観。
黒潮発の荒波が作り出した自然の造形美が見事な竜串海岸。一帯には遊歩道が設けられていて、それを歩いてみると、めくるめく奇岩と奇礁の連続する風景に圧倒されます。竜串海岸に沿うように走る国道321号線・足摺サニーロードの、のどかでゆったりとした南国の雰囲気とは裏腹に、荒々しく豪快な岩の世界が広がっています。
竜串海岸は今から何千万年も前の砂岩と泥岩からなる海食台地で、汀にむき出しになった部分が波と風に侵食され形作られました。互いに層になった固さの違う地層、太古の時間と一緒に閉じ込められた生物の化石などが複雑に削り出され、「地質の博物館」と呼ばれるような独特な表情を見せています。
何千万年も前の砂岩と泥岩からなる海食台地が、波と風に侵食されて作られた。
竜串海岸を代表する景観「大竹小竹」。
大きな岩塊も無数に存在する。
海中展望台が人気の「足摺海底館」。
愛称は「SATOUMI」で親しまれる水族館「足摺海洋館」。
精巧な工芸品のような、自然が作り出した奇岩。
「蛙の千匹づれ」と呼ばれる、固い砂岩がぼこぼこと飛び出した岩。丸い柱状節理が横倒しになり、精密模型みたいに竹そっくりの岩「大竹小竹」。「かぶと石」と呼ばれるのは、綺麗な丸みを帯びた赤茶のボールみたいな、ちょっとかわいらしい石です。
他にも洗濯板みたいに鋭利な凹凸に削られた岩や、あるいは古木の化石がむき出しになった岩、かつて海の生物の巣穴だったといわれる、蜂の巣のように無数の穴が空いた岩。それぞれが精巧な工芸品のような、自然が作り出したなんて信じられないような奇岩が続いていました。
どのようにして出来上がったのか想像できないような、複雑で奇想天外な奇岩や模様が随所で見られる。
切り立った影にも不思議な模様が残る。
褶曲なのか風化なのか、成り立ちが想像できない。
地面も岩山も同じひと続きの地層であることが分かる。
見ごたえのある岩礁がひたすら続いている。
波に忘れられた、タイドプールをのぞけば。
遊歩道はゆっくり歩くと30分ほどかかるんですが、その間中ずっと驚きの連続。南の太陽を照り返し眩しく光る海に、黒く研ぎ澄まされた岩場が突き出す風景は、まるで奇岩の見本市のように多種多様な発見があります。唯一、波に忘れられたタイドプールの中だけは優雅な様子で、燦々と降り注ぐ太陽を集めた小さな世界の中で、小魚やカニやヤドカリたちはのんびりと麗らかな水中を過ごしているのが印象的でした。
洗濯板のような岩礁の上に、らんま石・かぶと石・鯉の滝登りといった名が付けられたスポットも点在している。
ノジュールと呼ばれる丸い形をした化石。
棒状のものはスナモグリの巣の生痕化石。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 竜串海岸 |
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所在地 | 高知県土佐清水市見残し |
問い合わせ先 | 0880-82-1111 | 土佐清水市役所観光課 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 敷地内無料駐車場 |
公式サイト | https://www.city.tosashimizu.kochi.jp/kanko/g01_tatsukushi.html |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/竜串 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023340-d1383803-Reviews-Tatsukushi_Coast-Tosashimizu_Kochi_Prefecture_Shikoku.html |
LAST VISIT | 200909 |
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