万博記念公園
ばんぱくきねんこうえん □大阪府吹田市






今も昔も、未来への希望が育つ場所。
開催期間中にはなんと6400万人が訪れたという空前絶後の博覧会だった大阪万博。今も残る少し赤茶けた当時のフィルムで見ても分かる、夢や未来が現実のものになったような特別な世界。甲子園球場の約65倍というその広大な跡地は現在、驚くほど緑豊かな公園として親しまれています。
1970年当時を偲ばせるものはほとんどなくなっていますが、その中でもやはり太陽の塔。天高くそびえる個性的な塔は、今も大阪のシンボルとして愛されています。敷地内にある日本庭園も当時から残されたもの。それと当時パビリオンのひとつだった建物も、大阪日本民芸館として残されています。

空前の盛り上がりを見せた1970年大阪万博の会場跡が、自然と文化が見事に融合した公園に再整備された。


今も主役であり続ける「太陽の塔」。


背中にある顔は過去を表す「黒い太陽」。
今でも新鮮な、70年代最先端のデザイン。
公園内のいくつかに見られる、70年代における最先端のデザインは今でも常に新鮮で鮮烈です。そして同時にほのかに漂うのは、祭りのあと的などこかセンチメンタルな雰囲気。僕はテレビでしか見たことのない世代ですが、どこからともなく坂本九の歌声が聞こえてきそうな、不思議に懐かしく淡い夢のような空気が流れています。
その他は見事なまでの自然が広がります。「緑に包まれた文化公園」をテーマとして、1972年より本格的に公園の造成が始まり、8年の歳月をかけて整備されました。

当時の最先端だったデザインは、今も新鮮なものがある。公園内にはそんなものが随所に残されている。


万博当時は噴水だった、イサム・ノグチ氏による「月の世界」。


万博当時について様々な展示がある「EXPO'70パビリオン」。
今はゆっくりとした風がそよぐ、緑の楽園。
あれだけテクノロジーの集大成として近未来的な建物がいくつも建てられ、革新的な技術の発信場所だったとは全く思えない、今はほんとにゆっくりとした風がそよぐ緑の楽園です。広々とした芝生の広場、ベンチに腰掛け一日中のんびりと本でも読めそうな静けさです。そして広場を取り巻くこんもりとした木立。小鳥のさえずりが聞こえ、日差しは緑の芝生を転がります。ソラードと名付けられた空中回廊は森の上を歩く感覚。どこを歩いても気持ちよくて、いつも閉園間際までゆっくりとしてしまう公園です。

美しく豊かに成長した森の中を空中散歩できるボードウォーク「ソラード」。


「エキスポタワー」の一部も保存展示されている。


万博後に整備された「国立民族学博物館」。


264haという広大な敷地を有している。


250品種2400株のバラが咲き誇る「平和のバラ園」。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 万博記念公園 |
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所在地 | 大阪府吹田市千里万博公園1-1 |
問い合わせ先 | 06-6877-7387 | 万博公園総合案内所 |
休業日 | 水曜日 |
料金 | 大人:250円、小人:70円 |
駐車場 | 敷地内有料駐車場 |
公式サイト | https://www.expo70-park.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/万博記念公園 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023474-d1407905-Reviews-The_Tower_of_the_Sun-Suita_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 201911 |
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