茂庵

吉田山の森にひっそりと佇む、温もり溢れる空間。

京都の大文字にほど近い吉田山。こんもりとした小さなこの山の中に、とっておきのカフェがあります。季節は秋です。麓の駐車場から、民家を縫うような石段、ちょっと遠回りして吉田神社を通り、落葉で埋めつくされた道をさくさくと踏みしめながら歩くと、木々に囲まれた隠れ家のような茂庵にたどり着きます。
２階のカフェからは窓越に雪のように落葉が舞うのが見え、垣根にはくちばしの赤い小さな鳥が自分にぴったりの空間を見つけ、休んでいるのが見えます。その向こうには京都の街並みが見渡せ、背中の窓からは、絵に描いたようなアングルで大文字を間近に見ることができます。

平坦な京都盆地にあって珍しい、標高105mの独立した「吉田山」の山頂付近に店を構える。よく考えたら、奇跡のような立地。

吉田山から東には大文字山が見える。

外を見ながら落ち着ける、窓際のカウンター席。

大正の温もりを今に伝える、特別な場所。

大正時代に作られた木造の店内はたくさんのガラス窓に囲まれとても明るく、温もりある雰囲気に満ちあふれています。京都にたくさんのカフェあれど、特別なこの場所と特別なこの雰囲気はまさに唯一。京都の季節のうつろいを愉しむ人々を、茂庵はいつもあたたかく迎えてくれます。

茂庵で人気のメニュー、ピタパンサンド。他にも月替わりランチなど。大きな窓から京都の季節のうつろいを愉しみながらいただく。

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