屏風岩

高さ200m、柱状節理の大絶壁。

曽爾高原から望むと、西に見える山々のなだらかな陵線の中に、ごつごつと異彩を放つ岩肌が見えます。それが屏風岩です。シルエットだけを見ると、まるでアメリカのマウント・ラッシュモアのようです。標高868メートル、垂直に切立つ岩壁のは高さ約200m、長さは1.5kmにも及びます。
山の斜面に作られた水田をくねくねと縫って走る農道を上り、屏風岩に近付いてゆきます。そしてちょっとした雑木林を抜けると、この岩の名前の由来である屏風のようにそそり立った岩壁を目の前にすることができます。

近くの鎧岳の絶壁でも見られたように、柱状節理の壮観が見られる。この辺りがかつて、火山帯だったことを物語る。

春には、満開の桜屏風に。

柱状摂理の迫力を感じさせる岩壁。東を向いた岩肌は表情に富んでいて、訪れた時は夕方でしたが、午前中に順光を浴びる時には、きっと美しい縦縞模様をした屏風が見られるんだろうと思いました。
ちなみに麓よりちょっと遅めにやってくる春には、この屏風岩の前にヤマザクラ、ソメイヨシノが咲き誇り、それこそ美しい屏風絵を見ることが出来ます。

付近は屏風岩公苑として整備されていて、桜や紅葉の名所として親しまれている。

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