曽爾高原
そにこうげん □奈良県宇陀郡曽爾村
眩しい緑色の世界、青空に手が触れる夏の高原。
秋には満面にススキの穂が花を咲かせ、黄金色の草原が神秘的なまでの表情を見せてくれる曽爾高原。ちょっとした風が吹くと、ススキがさざ波のように揺れる光景にはうっとりしてしまいます。辺りの山々はあちらこちらで紅葉を見せ、曽爾高原は一年で一番美しい季節を迎えます。
今回は夏の曽爾高原を訪れてみました。麓から登坂道路を上がるにつれ清々しい澄んだ空気になり、シャツの袖から風が気持ちよく入ってきます。駐車場にバイクを停め、少し登ったところにある登山口に立つと、すでに圧巻の景色が待ち構えていました。
曽爾高原の亀山周囲はお椀状に切り拓かれ、夏には鮮やかな緑一色の草原が広がる。
高原の青空を、亀山の稜線が切り取る。
急斜面の麓にあるのは、国立曽爾青少年自然の家。
夏草の草原に、体が包まれるような感覚。
伸びやかな青空にくっきりと映える眩しいくらいの緑色の世界が、眼前いっぱいに広がります。曽爾高原のふたつの峰、倶留尊山(くろそやま)と亀山へ向かう登山道を歩き始めると、腰ほどの高さまで伸びる一面の草原に、体が包まれるような感覚になります。標高約900m、真夏でも25℃程度で涼しくて、そして何より森と草原がもたらす潤いのある風が心地よく。思わず深呼吸。心が洗われるような気持ちのいい景色の中を、足取りも爽やかに散策します。
曽爾高原の中心にある「お亀池」の周辺。風に揺れる草原とすぐそこにある青空の対比が美しい。
人の腰の高さほどまで育った青草。
遥か向こうには曽爾の山々のシルエットが美しい。
山頂からは、曽爾の山々や兜岳、鎧岳などを見晴らす絶景。
登山道というほど過酷な登りはないので、散策といった感じで気軽に歩くことができます。お亀池などを風に追い越されながら、ゆっくりと歩いてめぐります。お亀池はいくつもの伝説を持つ池で、直径は約100mほどの小さな沼。湿性植物が生い茂るため、湿原という感じで水面は見えません。
やがて道は二手に別れ、倶留尊山、亀山の山頂へとそれぞれ続きます。山頂からは曽爾の山々や兜岳、鎧岳などを見晴らす絶景が広がります。その他にも曽爾高原にはキャンプサイトや温泉施設などもあり、家族連れでたっぷり楽しめます。緑風に吹かれながら、山間の清々しい夏を満喫できる高原です。
夏の草原も、やがて秋には一面がススキの平原に様変わりしてゆく。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 曽爾高原 |
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所在地 | 奈良県宇陀郡曽爾村太良路 |
問い合わせ先 | 0745-94-2101 | 曽爾村役場 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 敷地内無料駐車場あり |
公式サイト | https://sonimura.com/sightseeing/1/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/曽爾高原 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1121319-d1386008-Reviews-Sone_Highland-Soni_mura_Uda_gun_Nara_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 200911 |
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