三宮神社
さんのみやじんじゃ □兵庫県神戸市
神戸の中心街、「三宮」の由来。
兵庫県神戸市の最も栄えている駅は、兵庫駅でも神戸駅でもなく、三宮駅です。JR、阪急、阪神、地下鉄、ポートライナーの各線が乗り入れていますが、駅名は「三ノ宮」「三宮」「神戸三宮」などバラバラ。でも神戸市民は皆「三宮」で認識しています。
ではなぜ中心駅が「三宮」なのか。その由来となっているのが駅から南へ500mほどのところにある三宮神社。街中にあるとてもとても小さな神社ですが、駅名だけでなく神戸の中心エリアの発祥となった理由を求めて訪ねてみました。
目を引くのは、拝殿前にある方位石。
三宮神社の北側は三宮センター街をはじめとする繁華街エリア、南側は旧居留地エリア。三宮神社はまさに神戸三宮のど真ん中に位置しています。だから昔から、徒歩でも車でもよく横を通っていたのですが、今回がようやく初めての参拝となりました。
信号のある交差点にあり、南側に石の鳥居を構えています。鳥居をくぐるとすぐに拝殿があるんですが、その手前の地面に注目。そこには、風水とかでよく目にする八つの方位が示された石があります。干支も書かれていて、なんだかふと運勢を占ってみたくなります。
港町神戸の発展を、見守ってきた。
三宮神社の祭神は湍津姫命(たきつひめのみこと)、航海の安全・神商工業の繁栄を守る神として知られます。そのご利益の通り、日本有数の港町である神戸の発展を見守ってきた神様なのです。そう思いを馳せれば、奈良から出てきて神戸で暮らすことにした私にとって第2の故郷と呼べるこの街の守護神であり、感謝の気持ちも湧き上がってきます。小さな神社ですが、その存在の大きさにあらためて気付かされます。
境内にある、江戸時代の大砲。
また三宮神社の境内には、普通では考えられない、あるものが置かれています。それは、大砲です。江戸時代終焉の年に起こった備前藩士と外国人兵との武力衝突、いわゆる「神戸事件」と呼ばれる事件が三宮神社の目の前で起きたことから、「神戸事件発生地碑」とともに置かれているものです。その時に実際使われた大砲ではないですが、江戸時代の大砲で貴重なものです。神戸事件では最終的には備前藩士の瀧善三郎正信が切腹の沙汰となっり、外国には衝撃をもって伝わったそうです。
あらためて気づく、和洋が並び建つ神戸。
三宮神社の拝殿を写真に収めようとしたら、その背後に洋風の教会が聳え立ち、同じアングルに入ってきました。神戸セントモルガン教会という最近の建物なのですが、和洋が並び建つ神戸という街を象徴するような絵で印象的でした。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 三宮神社 |
---|---|
所在地 | 兵庫県神戸市中央区三宮町2丁目4-4 |
問い合わせ先 | 078-331-2873 | 三宮神社 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | https://sannomiyajinja.jp/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/三宮神社_(神戸市) |
食べログ | ー |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d7136457-Reviews-Sannomiya_Shrine-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202403 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。