古川町商店街
ふるかわちょうしょうてんがい □京都府京都市





見事に表現された、レトロ&モダン。
新旧が絶妙に混じり合って、独特の雰囲気に包まれる古川町商店街。「レトロ&モダン」をコンセプトに、元々地元で育まれてきた商店街の歴史と新しい開拓者の感覚を取り入れた活性化が功を奏し、近年来訪者が増えている注目のスポットとなっています。実際に建物やアーケードはとても古く年季の入ったものですが、そこで売られたりサービスされたりしているものは今風のセンスやおしゃれな気配りがあって、その古いものと新しいもののブレンド感が魅力的です。

新旧が絶妙に混じり合って、独特の雰囲気が人気の商店街。近年来訪者が増えている注目のスポット。


三条通に面したアーケード入口。


こちらは南側のアーケード入口。
かつてその賑わいは、「東の錦」と言われた。
古川町商店街は古くから交通の要衝でした。古川町は北陸から京都へ続く若狭街道、いわゆる鯖街道の終着点。さらに東西に東海道が走っていて、ふたつの街道が交わる町でした。江戸時代から明治時代には「東の錦」と言われ、たいそう栄えたそうです。しかし戦後以降、京都市中心部の市街地化や周辺地域の発展によって、古川町商店街は時代の流れに取り残されていきました。
でもいつまでも衰退の一途でいられる訳もなく、古川町商店街は新たな取り組みを始めます。2010年代になってスタートさせた活性化の動きは、今に形となって現れてきました。

東海道と若狭街道か交わる交通の要衝で、江戸時代から明治時代には「東の錦」と言われ栄えたのだそう。


戦後は時代の流れに取り残されていた。


2010年代になって再活性化をスタート。
色んな時代の、色んな情景。
商店街を歩くと最初に気づくのは、アーケードから吊り下げられた「パステルランタン」です。まるでラムネ菓子のように、淡いパステルカラーの提灯。約1,000個あるそうで、幻想的な装いがレトロな町並みに上手く溶け込んでいます。またそれぞれの店には大きなお揃いの提灯が掛けられていて、統一感が図られています。ジャズが流れていたり、オシャレなゲストハウスでは外国人がのんびり過ごしていたり。
かと思えば老舗の食料品店の店先で初老の方同士の井戸端会議があったり、店員同士のおしゃべりが大声だったり。なんだか色んな時代の色んな情景がごちゃ混ぜになっているのが古川町商店街です。

アーケードから吊り下げられた「パステルランタン」。まるでラムネみたいに可愛らしく、幻想的な装い。


商店街に約1,000個もあるのだそう。


レトロな町並みに上手く溶け込んでいる。
昭和時代の日常が、今もある。
やがて気付きました。この商店街が他と違うのは、この狭い商店街に溢れている、人と人との繋がりが濃いのだと。どの店でも、店主が誰かとおしゃべりしています。それは観光客というよる、おそらく地元の方々です。昔と何ら変わらない日々が、ここでは今も続いています。200mほどの短い商店街ですが、それを全く感じさせない奥深さがあるのです。昭和時代の日常が、ちょっとおめかししてそこにある。通りに一歩足を踏み入れると、誰もが懐かしさを感じる風景の虜になってしまうのです。

昭和レトロが絶妙にアレンジされている雰囲気。200mほどの短い商店街だが、それを全く感じさせない奥深さがある。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 古川町商店街 |
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所在地 | 京都府京都市東山区古川町 |
問い合わせ先 | 075-525-8222 | 古川町商店街振興組合 |
休業日 | 店舗により異なる |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | https://www.furukawacho.com/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/古川町商店街 |
食べログ | ー |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298564-d13823439-Reviews-Furukawacho_Shopping_Arcade-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html |
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