箕面公園
みのおこうえん □大阪府箕面市







圧巻の紅葉と、四季折々の景観。
落差33mの箕面大滝をシンボルに、秋に見られる圧巻の紅葉、また四季折々の季節の景観、豪快な岩場を流れる清流。自然というものが見せる美しい景色が、見本市のように詰め込まれた箕面公園。「滝道」と呼ばれる、麓から箕面大滝までの散策道を中心に、溢れんばかりの自然を体感できる公園です。「森林浴の森100選」、「日本紅葉の名所100選」にも選定されていて、また箕面大滝も「日本の滝100選」ですから、その魅力は折り紙付き。今回は新緑が燃えるように美しい5月に、散策に訪れました。

透き通った、青モミジのトンネル。
阪急箕面駅を降りて北側、すぐに滝道の上り坂が始まります。最初は土産物屋やカフェが建ち並びます。有名な「もみじの天ぷら」も、この辺りの店頭で揚げている店も多いです。
やがて突然深い森が始まります。そこからはもう、濃密なマイナスイオンのシャワーの中。すぐ横を沢が流れて、ところどころでは巨大な岩塊をすり抜けるように小さな滝があったりします。ずっと気持ちいい道が続いていて、緩やかな坂道ではありますが登りがきついところは一切ありません。この日は透き通った緑の輝きを見せる青モミジのトンネルを、心ゆくまで満喫しながら歩きます。

そこかしこに感じる、生命の気配。
箕面公園は標高100m〜600mまでの間に広がります。この豊かな自然の森には、980種もの植物や3,000種を超える昆虫が生息すると言われ、サルもよく出没することでも知られています。昆虫に関しては公園内に箕面公園昆虫館でも展示されていて、その世界の奥深さに触れることができます。それと滝道を歩いていると、とにかくたくさんの野鳥の囀りが聞こえてきます。谷になっていることもあって、心地よくこだまする鳴き声。そこかしこに生命の気配が感じられ、まさに生き物の宝庫でもあります。

幽玄の佇まいに、抱かれて。
一番の見どころはやはり箕面大滝。落差33mは想像以上に高いですし、大きな滝壺に幅5mのカーテンのように真っ直ぐ落ちる様子は壮観です。そして周囲を埋め尽くすモミジ。この時は青モミジでしたが、それはそれで緑の絶景でした。
他にも滝道に沿うように、役行者が開いた修験道の根本道場「瀧安寺」や、「姫岩」「唐人戻岩」という自然が作り出した奇岩を見ることができます。またカフェやレストラン、歴史ある旅館も点在していて、幽玄の佇まいに抱かれての食事やお茶を楽しむのもよし。

東海自然歩道の、西の起点。
箕面公園は正式名称としては、「明治の森箕面国定公園」といいます。明治百年記念事業の1つとして指定されたのですが、国内で同時に指定されたのが「明治の森高尾国定公園」。東京都八王子市の、いわゆる高尾山です。そして一番驚いたのは、その2つの明治の森を結んでいるのが、東海自然歩道だということ。各地を観光していると時々出くわしますが、それがこの2か所を全長1,697kmにも渡って繋いでいる道なんだそう。その西の起点がここ箕面公園だということを知り、結果として東海自然歩道に対する興味がふつふつと湧いてきたのでした。

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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 箕面公園 |
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所在地 | 大阪府箕面市箕面公園 |
問い合わせ先 | 072-721-3014 | 箕面公園(管理事務所) |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | https://www.mino-park.jp/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/明治の森箕面国定公園 |
食べログ | ー |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023526-d523362-Reviews-Minoo_Park-Mino_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
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