大阪城西の丸庭園

おおさかじょうにしのまるていえん　□大阪府大阪市

特別な景色がある、大阪城の名園。

大阪城の天守閣を最も美しい角度で眺められる場所なのではないかと、個人的に思っているのが西の丸庭園です。大阪城本丸の西側、内堀と外堀に挟まれた場所にある広場です。かつては豊臣秀吉の正室・おね（北政所）が住んでいたとされる場所で、広さは約6.5haもあります。そこには美しい芝生広場、壮麗な石垣、春に満開を誇る桜、3つの重要文化財など、見どころも満載。入場料が必要なエリアですが、大阪城観光の際は外せないスポットです。

爽やかな青空と、一面に広がる芝生。

この日はGW明けの快晴、昼下がり。ワクワクするほど鮮やかな新緑が、西の丸庭園を埋め尽くしていました。爽やかな青空と心地よい風、一面に広がる芝生、その中でシロツメグサの花が無数に揺れています。周囲はぐるりを青々とした木々に囲まれて、完全なる緑の別世界。
歩くだけでも気持ちいいのに、ここに大阪城天守閣の絶景が絡んできます。西の丸庭園内からはだいたいどの場所からでも天守閣を望めますが、1番のおすすめはやはり最も近くから仰ぎ見られる庭園の北西エリアから。

豪壮な石垣、聳え立つ大阪城の天守。

眼下に静かな内堀を望みつつ、そこから屹立する豪壮な石垣、そこに聳え立つ大阪城の天守。最大限の日差しを受け止めて、まさに輝いています。どう説明すればよいか言葉が見つかりませんが、とにかく美しすぎる角度で見上げる大阪城、絶景です。少し南側から、空堀越しの天守もまた美しいものです。さらに本丸の石垣も目前に眺められ、ファンにはたまらない鑑賞スポットです。

園内には、貴重な文化財も。

西の丸庭園には「乾櫓」と「千貫櫓」という、いずれも1620年に建造された2つの櫓があります。近くでじっくり見ることができますし、イベント時期には内部の公開も。また「焔硝蔵」という江戸時代初期に造られた火薬庫も残されています。これらはそれぞれ国の重要文化財であり、貴重な見学の機会となっています。
また2019年の大阪サミットでは夕食会の会場となった「大阪迎賓館」も。京都の二条城を模したとも言われる和風の豪奢な建物では、限定日にフレンチのランチ・ディナーが楽しめ、また結婚式の披露宴などにも利用されています。

桜や紅葉など、美しい四季の風景。

また西の丸庭園には約300本のソメイヨシノが植えられており、開花時期にはこの素晴らしい風景をさらに美しく仕立てています。期間中はライトアップも行われ、花見客で賑わいます。また秋には紅葉が美しいことでも有名。四季の移ろいを感じながら、年中散策を楽しむ人も多いです。
この日は小学生の遠足でしょうか、芝生広場には子供たちがシートを広げて、あちらこちらでお弁当を。私も弁当でも買ってくれば良かったと少し後悔しましたが、こんなに広くて鮮やかな芝生広場に、何もせずに座ってみることにしました。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称	大阪城西の丸庭園
所在地	大阪府大阪市中央区大阪城2
問い合わせ先	06-6941-1717 ｜大阪城西の丸庭園
休業日	毎週月曜日、年末年始
料金	大人200円、中学生以下無料（※桜の開花時期は開園時間・入園料が異なります。）
駐車場	有料駐車場
公式サイト	https://www.osakacastlepark.jp/articles/detail.html?lang=ja&id=72
wikipedia	ー
食べログ	ー
トリップアドバイザー	https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g14127623-d4089690-Reviews-Osaka_Castle_Nishinomaru_Garden-Chuo_Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html
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