御願塚古墳
ごがづかこふん □兵庫県伊丹市
住宅街に佇む、小さな前方後円墳。
たまたま車で通りがかった道端に見た、ちょっと不思議なオーラを持つ小さな森。戻ってきてよく見ると、それは森ではなく丘でした。しかもこんもりとした丘を、堀が囲んでいます。これはただの丘ではないはず。近くにあった案内板を見ると「御願塚古墳」、どうやら歴とした古墳のようです。仕事の合間だったのですが、ちょっとサボって古墳見物です。
唯一残った、猪名野古墳群のひとつ。
御願塚古墳は古墳時代の5世紀後半に建造されたと考えられています。古くからこのあたりには他にも満塚・掛塚・温塚・破塚という古墳があったようですが、今では宅地開発に飲み込まれてしまいました。猪名野古墳群と呼ばれた一連の古墳の中では唯一、その代表例として現代に残されたのが、御願塚古墳なのです。地元では埋葬者は孝明天皇という伝承もあったそうですが、現在では地元の豪族だったという説が有力です。
大きな古墳のミニチュア版、といった感じ。
堀の周りを一周、遊歩道が整備されているので歩いてみます。御願塚古墳は前方後円墳です。でも前方の部分が極端に短く、その形状から帆立貝式と呼ばれています。上から見るとまさに帆立貝のようなのです。全長は52m。大きな古墳のミニチュア版といった感じで、堀を隔てて墳丘があり木立が覆っています。堀には鴨が1羽、気持ちよさそうに浮かんでいます。遊歩道沿いには桜が植えられ、春の美しい景色を想像できます。
切り離された、不思議な世界観。
墳丘の頂上には神社があります。南神社といい、創建は1681年と伝わり、祭神は孝徳天皇。古墳の頂上に神社があるなんてあまり記憶にはないのですが、実際登ってみると下界とは切り離された不思議な世界観があり、誰かがパワースポットと呼び出すんじゃないかと、なんだか神秘的な雰囲気のある神社でした。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 御願塚古墳 |
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所在地 | 兵庫県伊丹市御願塚4丁目10番11号 |
問い合わせ先 | 072-784-8090 | 都市活力部まち資源室文化振興課 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | https://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/TOSHIKATSURYOKU/BUNKA/bunnkazai/SINAI_BUNKAZAI/KEN_SITEI/1386845655251.html |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/御願塚古墳 |
食べログ | ー |
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