昆陽池公園
こやいけこうえん □兵庫県伊丹市
1200年以上という、歴史ある池と豊かな自然。
観光目的では特に有名な公園ではないですし、アクセスも良いとは言えない伊丹市の昆陽池公園。ところがどうしても行ってみたいと思わせたのが、地図でこの公園を見た時でした。昆陽池公園は大きなため池を取り巻くように広がるんですが、その池の中心には地図でもはっきり分かる日本列島が。東西南北も正確に表されていて、地図の中に小さな地図を見ているようで一瞬ちょっとした錯覚を覚えます。GoogleEarthで見てみても、やはりくっきりとした日本列島。次の休みにさっそく訪れてみました。
奈良時代に行基によって造成されたと言われる昆陽池を中心に、水辺の風景が美しい公園。
人気者の白鳥がいる。
池の周りに緑地が広がっている。
奈良時代に、行基によって作られた昆陽池。
昆陽池公園は昆陽池を中心とした約28haの公園。この池は灌漑用のため池として利用されていますが、実はすごい歴史を持つ池なんです。というのもため池として造成されたのが731年、奈良時代。各地に灌漑事業を施した僧・行基によってでした。
入口から森を抜け、少し歩くと昆陽池があります。背後にはボリュームのある森が陰を作っているので、池はパッと明るく開けた雰囲気に感じます。
日本列島は想像にたやすく、地上からは何の変哲もない浮島です。何羽かのカラスが羽を休めていて、日本がカラスに占領されてしまったみたい。上空では伊丹空港から離陸した飛行機が、それぞれの目的地に向かって旋回を始めます。飛行機の窓からは、この池のきれいな日本列島は見えているはずです。カラスに占領されてしまったとは知らずに。
昆陽池公園は28.5haの広さがあるが、そのうち17haを池が占めている。
水辺の湿地帯で休むサギ。
公園内に「伊丹市昆虫館」がある。
渡り鳥の楽園と、伊丹市昆虫館。
1200年以上もの歴史がある昆陽池は、冬には約3000羽ものカモやカモメが集まる渡り鳥の楽園でもあります。池の周囲には公園を一周する遊歩道、豊かな自然が広がり、サイクリングやジョギング、ウォーキングなどのレクリエーションにもよく利用されています。
また鬱蒼とした森の横には伊丹市昆虫館もあります。人気のチョウ温室は熱帯や亜熱帯の植物が茂り、14種類約1000匹ものチョウが乱舞する鮮やかな空間。野鳥の観察も楽しめるし、身近な自然を気軽に楽しめる公園でした。
冬には約3,000羽ものカモやカモメが集まる渡り鳥の楽園として知られる。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 昆陽池公園 |
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所在地 | 兵庫県伊丹市昆陽池3 |
問い合わせ先 | 072-784-8134 | 伊丹市みどり課 |
休業日 | 無休 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | https://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/TOSHIKOTU/KOUEN/oashisu/15104.html |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/昆陽池公園 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298192-d1384572-Reviews-Koyaike_Park-Itami_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202404 |
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