服部緑地
はっとりりょくち □大阪府豊中市
美景に心潤う、日本の都市公園100選。
大阪府豊中市にある服部緑地。大阪市内からも車で20分ほどの距離にあり、都心に近い緑地公園として市民に親しまれています。面積は約126.3ヘクタールもあり、関西でも指折りの広さ。その広大な敷地には豊かな森や芝生広場といった自然をはじめ、陸上競技場やテニスコートなどのスポーツ施設、大型遊具がある広場や夏場のプールなどの家族連れにうれしい施設なども備える、総合的な都市公園です。
近くにあるのに昔一度行ったくらいで、その記憶はほとんどありませんでした。しかしあらためて訪ねてみると、その魅力にどっぷりハマってしまう素晴らしい公園でした。
森の木々は、陰翳を深めて。
北側にある第一駐車場に車を停めて、服部緑地をぐるりと一周することにします。やや傾きかけた秋の日、午後の太陽。斜めから照らされた森の木々は、陰翳を深めています。園内にはさまざまな樹種でバラエティ豊か。通りを歩けば、その度に違った風景を楽しめます。
少し紅葉が始まっています。公園内には桜や梅も多く、いつ訪ねても季節が感じられます。この日は満開のコスモスと、真っ白に輝くパンパスグラスが秋の深まりを教えてくれていました。
どこにいても、美景がそこにある。
服部緑地は全体的に非常に美しく管理されています。澄み渡った秋空、前日の寒さが和らいでいて、この上なく清々しい午後です。常に野鳥の囀りが聞こえ、ちょっと木立に踏み入れた時のふかふかした地面、眩しい色を放つ薔薇の花、逆光になった森のシルエット、たわわに実った木の実。目に入ってくる全てのシーンが美しく、頭の中のアルバムに焼きついていきます。どこにいても美景がそこにある、素晴らしい公園なのです。
時代に沿って、進化を続けてきた。
服部緑地は戦後まもなく、1950年に鶴見緑地・大泉緑地・久宝寺緑地と並ぶ4大緑地の1つとして開設されました。その後、陸上競技場、日本民家集落博物館、野外音楽堂などが設置され、総合的な都市公園へと進化。日本の都市公園100選にも選定される、大阪を代表する公園になりました。
2020年代になってからは、さらに進化を遂げつつあります。新しい感覚のカフェやコンビニ、さらには温浴施設も開設される予定。時代に沿った公園の充実は、これからも続いてゆきます。
随所にある、水辺の風景も美しく。
さて、服部緑地の散策は続きます。バーベキュー広場の横を通り、以前はここにバーベキューをしに来たことを思い出しました。当時はこの緑地がこんなにも素晴らしいと気付かなかったのがもったいない気分になります。乗馬センター、円形花壇、広大なグラウンド、野球場。ほんとに何でもあります。
豊かな自然はもちろん複数の池もあり、蓮子の名所も。水辺の風景も美しく、水面を走るカモたちも心地良さげです。近くに見つけた日の当たるベンチでくつろいで、また散策。仕事の合間にちょうど癒された1時間でした。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 服部緑地 |
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所在地 | 大阪府豊中市服部緑地1-1 |
問い合わせ先 | 06-6862-4945 | 服部緑地管理事務所 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | https://hattori-ryokuchi.com/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/服部緑地 |
食べログ | ー |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023472-d1407331-Reviews-Hattori_Ryokuchi_Park-Toyonaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202311 |
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