伊丹空港

いたみくうこう　□大阪府豊中市

見るものを圧倒する、迫力満点の着陸劇。

かつて、関西に降り立つほとんどの飛行機が利用していた伊丹空港。近畿都市圏の空の玄関口として、1980年代には年間利用者数が2000万人を超えるというマンモス空港でもありました。1994年に関西国際空港が開港し、国際線は全て移管されましたが、今でも発着数は関空とほぼ同じ。一時は存続の意義について議論されたことさえありましたが、今も関西の空を支え続けている空港です。
田舎育ちの僕がまだ小学生の頃、初めて飛行機を間近で見たのも伊丹空港でした。1980年代の初め頃でしたが、近代的な建物もさることながら、巨体が猛スピードで走り、ふわっと浮いて飛び立っていく様子や迫力のエンジン音に釘付けになったものでした。

飛行機が頭上をかすめて、着陸してゆく。

当時は空港のターミナルからその光景を眺めていました。今は敷地の南側に伊丹スカイパークという整備された大きな公園もあります。でも伊丹空港で一番オススメな場所は、滑走路の南東側、ちょうど着陸のための進入灯があるあたりです。そこには千里川という小さな川が流れているのですが、その堤防です。
飛行機を眺めたいなら、こんなベストな場所は他にはないと思います。ここは滑走路の端から数十mしか離れておらず、飛行機が頭上すれすれをかすめて着陸してゆきます。しかも次々と。

音も強烈、迫力満点の着陸シーン。

大きな飛行機ほど近く感じられ、時には怖くなるくらいの高さを滑空してゆくのです。音も強烈。迫力満点の着陸劇が、すぐ目の前で繰り広げられます。あまりに印象的な光景が次々にやってくるので、一度訪れると中毒のようにその場を離れられなくなってしまいます。東の空を見れば、着陸体制に入り着陸灯をつけた飛行機がこちらを向いて並んでいます。2機3機と順番に並んでいて、あれが着陸したら帰ろう…なんて思いながら見ていると、また次の2機3機が向かってきて…
それは飛行機好きだからかもしれませんが、そうでなくても一度は訪れることをオススメしたい素敵な場所です。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称	伊丹空港
所在地	大阪府豊中市螢池西町3-555
問い合わせ先	06-6856-6781 ｜大阪国際空港総合案内所
休業日	-
料金	-
駐車場	有料駐車場
公式サイト	https://www.osaka-airport.co.jp/
wikipedia	http://ja.wikipedia.org/wiki/大阪国際空港
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LAST VISIT	200810