丸新本家・湯浅醤油/金山寺味噌
まるしんほんけ・ゆあさしょうゆ・きんざんじみそ □和歌山県有田郡湯浅町
湯浅伝統の、味と技術を知る。
国道42号線を和歌山市へ北上していたら、湯浅の町に入る直前で見つけた「湯浅醤油」「金山寺味噌」の大きな看板。それらが地域の名物だとチェックしていたので、またこの施設がかなり目立っていて、さらに醤油蔵見学という看板まで見つけたので迷わず立ち寄りました。同じように多くの観光客が次々にやってきていて、かなり人気のスポットのようです。丸新本家という明治時代創業の老舗が手掛ける施設で、このあたりの特産品である湯浅醤油と金山寺味噌をたっぷり学びながら楽しめるお店です。
味噌は金山寺味噌、醤油は湯浅醤油。
湯浅では昔から醤油の生産が盛んで、日本の醤油発祥の地とも言われています。鎌倉時代の禅僧・覚心が中国から持ち帰った味噌作りの技術。それは大豆だけでなく野菜も一緒に漬け込むという味噌作り。そして味噌が熟成される時に滴り落ちた野菜の水分こそが、醤油のはじまりでした。やがて味噌は金山寺味噌、醤油は湯浅醤油として技術も味も発展していったのです。その最終到達点と、そこから広がる最新のバリエーションを楽しめるのが、まさに丸新本家です。
珍しい、醤油の試飲コーナー。
店内には湯浅醤油のラインナップが多数販売されています。古典的な醤油、黒豆を使ったもの、白醤油、変わり種ではカレー醤油など。「生一本黒豆」「樽仕込み」「魯山人」は看板商品で、多くの人が買い求めています。一角では醤油の試飲コーナーがあり、味比べができるのも面白いです。店先で売っている醤油ソフトクリームは名物のようで、はるばる遠方から食べに来るファンも多いのだそうです。
「食べる味噌」とも言われる、金山寺味噌。
もちろん金山寺味噌も充実していて、基本のものから柚子、わさび、梅などの風味を加えたものまで、「食べる味噌」とも言われる特徴が魅力です。試食もできます。米、大麦、大豆、なす、瓜、生姜、しそが入っていて濃厚で深い味わい。晩酌のお供に、当然買って帰ります。
伝統的な、醤油の工場見学も。
また販売コーナーの奥が醤油の工場になっていて、誰でも無料で見学できるようになっています。「九曜蔵」と名付けられたその工場では、100年以上使い込まれているという迫力ある木樽や、その中でふつふつと発酵を進めるもろみ、またそれをかき混ぜる櫂入れの工程など、普段は見られない貴重なシーンが見て学べます。毎日何気なく使っている醤油が、こんなにも手間暇をかけてじっくりと作られていることがよく分かります。日によっては櫂入れ体験や醤油づくり体験も催されていて、日本の伝統を伝えてゆく活動にも力を入れられています。
思わず立ち寄ってしまう、丸新本家の戦略。
また国道沿いでドライブの休憩にもちょうどいい場所にあるので、気軽に立ち寄れるのも人気の理由かもしれません。それがまた不思議なほど、休憩したいタイミングで丸新本家が現れたのですから。たぶん皆さんも、思わず寄ってしまうと思います。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 丸新本家・湯浅醤油/金山寺味噌 |
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所在地 | 和歌山県有田郡湯浅町湯浅1466-1 |
問い合わせ先 | 0737-62-2267 | 丸新本家 |
休業日 | 年末年始 |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://www.marushinhonke.com/ |
wikipedia | ー |
食べログ | https://tabelog.com/wakayama/A3002/A300203/30005650/ |
トリップアドバイザー | ー |
LAST VISIT | 202311 |
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