彌榮神社
やえいいじんじゃ □大阪府大阪市
黄昏の中に感じる、人々との一体感。
大阪コリアタウンの近く、下町風情の入り組んだ住宅街に鎮座する彌榮神社。完全に周囲の町並みと調和している佇まいが、地元で親しまれていることを示すようです。地域の氏神として古くから愛されている神社で、季節ごとに催される祭りも地元の方々を中心に非常に盛り上がるそうです。また縁結びのパワースポットとしても有名な彌榮神社を、秋の黄昏時に訪ねました。
夕日は境内を、暖かく照らす。
はじめはその存在を知らなかったのですが、大阪コリアタウンの帰り道、町角にみつけた東側の鳥居と参道に一目惚れし、吸い寄せられるように境内に入りました。石畳の参道は西日を受けて輝いていて、幻想的な雰囲気です。境内には誰もおらず、1日が終わるのを待つのみといった静寂の雰囲気。夕日はそんな境内を、暖かく照らしています。周辺の町並みと一体化した彌榮神社は、町ごと夕日に包まれています。
縁結びスポットとして、人気も高い。
彌榮神社は16世紀末ごろの創建とされ、祭神は素戔嗚尊、仁徳天皇です。近くにある御幸森天神宮と同じく仁徳天皇を祀っているということで、この地域での信仰の篤さが伝わってきます。
境内はさほど広くないですが、とても美しく保たれています。拝殿の右側にはハート型の絵馬や縁結びのおみくじがたくさん奉納されていて、縁結びスポットとしての人気が窺い知れます。境内社に櫛名田昆売神社があり素戔嗚尊の妻を祀っていることから、縁結びと結びついていると言われます。
彌榮神社の、町に開かれた取り組み。
彌榮神社の入口として東、西、南の3方に鳥居があります。それがほんとに町に向かって開かれた神社のようで素敵です。どこからでも気軽に境内に入って、地域の人々にとって日常としてごく近い存在であるように感じます。彌榮神社は鶴橋・桃谷エリアの氏神様として親しまれていますが、さらに毎月イベントが催されたり例祭も地元の方々が楽しみにしていたり、とにかく市民に近い神社として知られています。なんと境内には人が集まるためのピザ窯まであるのです。
彌榮神社の佇まいから感じた町との一体感は、実はそんな神社の開かれた取り組みからも来ているのだなと実感するのでした。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 彌榮神社 |
---|---|
所在地 | 大阪府大阪市生野区桃谷2-16-22 |
問い合わせ先 | 06-6741-0900 | 彌榮神社 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | ー |
wikipedia | ー |
食べログ | ー |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298566-d17726410-Reviews-Yae_Shrine-Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202310 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。