醤油の郷大正ロマン館
しょうゆのさとたいしょうろまんかん □兵庫県たつの市
大正時代の香り漂う、城下町の洋館。
醤油の郷大正ロマン館は、龍野城跡の麓にある古い洋館を利用して公開されている観光施設です。大正3年に建てられた歴史ある建物。醤油の一大産地として栄えていた龍野の町の、製造業者の組合事務所として使われていました。敷地内には醸造工場も併設されていて、当時の面影を今に伝える登録有形文化財です。
江戸時代の町並みが残り風情漂う龍野、そのランドマークとも言える町角にあり、龍野城跡がある鶏籠山を背後にして建っています。
地元産業の展示や、観光情報の発信。
大正時代から事務所として活用されたあと、1984年からは近くにある「うすくち龍野醤油資料館」の別館として役割を果たしました。その後2017年には、地元の産業に関わる展示や観光情報の発信拠点「醤油の郷大正ロマン館」として再出発しました。敷地内には地産地消をコンセプトとするカフェが入る施設も設置され、町の新たなおしゃれスポットとしても人気が高まっています。
町の歴史を語る、煉瓦造りの四角い煙突。
建物外観はレンガと石が張られているものの、構造自体は木造建築。縦のラインを強調した貼り分けが特徴で、柱の最上部にある石彫のレリーフが風格を醸し出しています。玄関を入ると赤絨毯の廊下で、各部屋には地域の産業(醤油・手延素麺など)を紹介するパネルや、周辺エリアの観光情報が展示されています。また催事会場として一般の利用もでき、この日は市民ギャラリーが催されていました。内装はシンプルで、大正時代に多く作られた地方都市での洋館に似ています。また敷地内に聳える煉瓦造りの四角い煙突は、この町並みの中によく見られる、醤油醸造のためのもの。町の特徴がよく現れた施設です。
「クラステラスたつの」は、龍野の観光拠点。
目立つ場所にあるので、自然と人も集まってきます。カフェが入る多目的棟はかつて醸造所として使われていた建物。ここは「クラステラスたつの」と名付けられ、カフェメニューやスイーツが楽しめます。今風の感覚のデザインも目新しく、ウッドデッキのテラス席は大賑わい。また地元の土産物などを扱うアンテナショップもあり、龍野の観光拠点として使える施設でした。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 醤油の郷大正ロマン館 |
---|---|
所在地 | 兵庫県たつの市龍野町上霞城126 |
問い合わせ先 | 0791-72-8871 | 醤油の郷 大正ロマン館 |
休業日 | 月曜日(祝日と重なった場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日) |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://www.city.tatsuno.lg.jp/machinami/taishouroman.html |
wikipedia | - |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022842-d13004989-Reviews-Tatsuno_City_Shoyu_no_Sato_Taisho_Roman_kan-Tatsuno_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202305 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。