日本へそ公園
にほんへそこうえん □兵庫県西脇市
日本の中心で、その気分になってみる。
日本の地理的な中心であることを標榜する兵庫県西脇市。でも日本地図を見てみるとそうでもありません。地図を眺めているとなんとなく岐阜とか長野あたりが真ん中に見えてくるのです。でも何か理由があって日本の中心を叫んでいるはず。それは東経135度と北緯35度が交差する地点が、この西脇市にあることからでした。135と35が交わるからといって、それが日本の真ん中と言えるかどうかは疑問ですが、135は子午線だし35もキリがいいしといったところでしょうか。
確かに、日本列島の「へそ」の位置に。
体の中心をへそと呼ぶことがあるように、西脇市にある中心も「日本のへそ」と表現されています。「へそ」と言われると、日本列島を体として見立てたら確かにへその位置に当たりそうな気もします。そして東経135度と北緯35度が交差する場所を公園として整備したのが日本へそ公園です。一風変わった、インパクトある名称です。西脇市の北東部、加古川の河畔に、それまであった岡之山公園を拡張する形で1983年にオープンしました。公園の中をJRの線路が走っていて、日本へそ公園駅も設置されました。
「宇宙っ子ランド」は、子供たちに大人気。
家族連れが楽しめる公園として非常に人気で、その一番の理由は子供たちが大喜びの遊具があること。「宇宙っ子ランド」と呼ばれるエリアでは、全長約220メートルで4つのコースがあるジャンボすべり台や、空気でふくらんだドームの上で飛び跳ねるふわふわドームが大人気。大型遊具も充実のラインナップで、子供たちの楽しそうな歓声が響きます。
またプラネタリウムを備えた「にしわき経緯度地球科学館(テラ・ドーム)」や、西脇市出身である世界的美術家・横尾忠則氏ゆかりの「西脇市岡之山美術館」があり、大人も楽しめる公園になっています。
公園内では、豊かな自然も感じられる。
公園内にはレストハウスもあり、食事も楽しめます。さらに公園の南側にある水車のある庭園では、加古川と畑谷川の合流部にある小さな滝が美しかったりします。水は美しく流量も多く、ゴツゴツとした岩との対比が印象的。また公園の一番北側には、大正時代の測量で1994年までは初代の日本のへそとされていた標柱もあります。
他にはメタセコイアの並木道や季節ごとに彩りが変わる花時計など、豊かな自然を感じられるのも日本へそ公園の魅力。この日は色鮮やかな芝桜が満開になっていました。
不思議な気持ちになる、地球を跨ぐ線の交差。
さて、肝心の日本のへそ地点ですが、テラ・ドーム横の山の斜面の上にあります。登っていくことも出来ますが、麓からでもその位置が分かるように4本の塔が建てられています。ここが日本地図で経線と緯線という地球を跨ぐ線が交わっている地点だと思うと、やはりちょっとだけ不思議な気持ちになってきます。岬とか山頂とか、先端や最果てを訪ねることはよくありますが、真ん中ってあまり行かないなと、ふと気付きます。気になったので調べてみると、日本国内には日本の中心をアピールする箇所が30ほどもあるのだそう。それぞれの理由なんかも見ていると面白いものです。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 日本へそ公園 |
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所在地 | 兵庫県西脇市上比延町334-2 |
問い合わせ先 | 0795-22-3111 | 西脇市役所 建設水道部 施設管理課 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://www.city.nishiwaki.lg.jp/kakukanogoannai/kensetsusuidoubu/shisetukanrika/park_sightseeing/heso_park/index.html |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/日本へそ公園 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022841-d8048462-Reviews-Japan_Heso_Park-Nishiwaki_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
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