御金神社
みかねじんじゃ □京都府京都市
行列も珍しくない、京都随一の金運の神様。
黄金色の鳥居が印象的な、御金神社。他ではまず見ることがない、ピカピカに輝くその鳥居をくぐって、ひっきりなしに参拝客が出入りしています。周囲はマンションなどの建物が並ぶエリアでほんの1ブロック離れると京都らしい緩やかな時間が流れていますが、この御金神社の周りだけは人で混雑して時間が早く流れているかのような雰囲気があります。小さな神社にこんなにたくさんの参拝客集まる理由は、当然ながら金運の向上を願って。見た目からも社号からも、御金神社はお金にまつわるご利益で有名な神社なのです。
個人の屋敷から、市井に移された神社。
二条城の東側、堀川通からも御池通からも少し奥に入った静かな場所に、御金神社は鎮座しています。創建は京都にしてはかなり新しく、1883年とされています。明治時代です。それ以前から元々は個人の邸宅の敷地内に設けられたものでしたが、鉱物や金属の神様とされる金山毘古命を祀っていたことから、庶民がその恩恵を授かりたいと参詣を願っていたそうです。そこで場所を移してあらためて社殿を造営したのが御金神社のはじまりと言われます。
イチョウの葉形をした、特徴的な絵馬。
金色の鳥居の横には御金神社と掘り込まれた石柱があり、その文字部分もまた金色に塗られています。そして境内はとても小さいです。ごく普通サイズの一軒家が、かろうじて収まりそうなくらい。だから金色の鳥居をくぐるとすぐに拝殿があります。右手にはぎっしりと掛けられた絵馬。この神社のご神木でもあるイチョウの葉を形取った絵馬です。当然、どの絵馬にも金運上昇や商売繁盛といった願いが書かれていて、御金神社に寄せられる人々の想いがよく分かります。中には競馬で大当たりするとか、宝くじで大儲けするとか、まさに神頼み的な絵馬まチラホラ。人ってやっぱりお金が必要なんだなと、ちょっと複雑な思いで見てしまいます。
境内には、随所に感じる金へのこだわり。
御金神社には他にも特色があります。普段なら拝殿で拝む際にカラカラと鳴らす鈴音ですが、ここでは音が鳴りません。ちょっと拍子抜けするのですが、御金神社は24時間参拝が可能ということで、周辺の住宅街への配慮なんだそう。鈴ではなく、中に何か軽いものが詰められた金色の袋が提げられています。
また御金神社でいただけるお守りや御朱印も大変な人気。黄色い財布の形をした「福包み守り」が一番人気で、金運を上げたいものをその中に包めば願いが叶うといいます。また御朱印も境内同様に金色を使った豪華なもの。その名も「金運金箔御朱印」。また境内では瓦にも「金」の文字があしらわれていたり、とにかくこんなに「金」に囲まれていると、それだけで金運がUPしそうです。
またご神木であるイチョウの木、これは幹回りが2m以上あり、樹齢は約200年と言われます。秋に落とされたイチョウの葉は、「繁栄・発展」や「不老長寿」の象徴、また「末広がり」の形から縁起の良いものとして参拝者に配られるそうです。またひとつ、秋に再訪したい京都の名所が増えました。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 御金神社 |
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所在地 | 京都府京都市中京区押西洞院町614 |
問い合わせ先 | 075-222-2062 | 御金神社 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | https://mikane-jinja.or.jp/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/御金神社 |
食べログ | - |
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