新風館
しんぷうかん □京都府京都市
京都に新しい風を吹き込む、伝統と革新のクロスポイント。
京都を東西に横断する新しい目抜き通りとして、拡張と整備が行われてきた御池通。そして古くから南北のメインストリートとして栄えた烏丸通。そのふたつの通りが交わる烏丸御池エリアに、2001年にオープンしたのが新風館です。
元々は1926年に京都中央電話局として完成し、その後主に旧電電公社やNTTのオフィスとして使われてきた建物でした。京都市の登録有形文化財の第1号とされたその建物を改装して、新風館は2001年に複合商業施設として再スタートしました。
2001年に開業し、2020年にはさらに4年かけてリニューアルされた。写真は2001年オープン時のもの。
1926年に京都中央電話局として完成した古い建物。
独特の建物デザインにも定評がある。
最先端の文化や、流行を生み出す拠点として再生。
オフィスビルも多い界隈では珍しく、そのレトロな外観と特徴的なガラス窓がとても印象的。内部は中庭を取り囲むような3階建ての回廊式になっていて、どこにいても陽光が差し込む開放的な空間です。2004年度にグッドデザイン賞を受賞するなど、古い建物を見事にリノベーションした例として評価も高い建築です。
中庭ではイベントや展示会がよく行われていて、いつも何か新しいことが起こる、そんな期待を抱かせる場所です。250インチの超大型スクリーンや音響設備を備えていて、コンサートやファッションショーもたびたび開催されます。歴史ある京都の歴史ある建物は、最先端の文化や流行を生み出す拠点として、新たな役割を果たしています。その見事な調和には感心させられます。
京都の歴史ある建物は、最先端の文化や流行を生み出す拠点として生まれ変わった。
レトロな外観とガラス窓がとても印象的。
隣にホテルも備えた複合施設となっている。
「伝統と革新」というコンセプトを、見事に具現化。
新風館にはブランドショップやセレクトショップなど約30店舗が入っていて、ショッピングも楽しい施設です。注目すべき点は、自分の店を持ってみたい!と考えている人が、京都市のサポートを受けてこの新風館のスペースを使って店を出せること。新しい価値を創造する人が、その新しい発信場所としての環境が準備されているのです。
だから新風館は、まさに名前の通り、常に京都に新しい風を起こしている場所。古都ならではのセンスが織り込まれた、今までにはなかった新たな価値が次々に産声を上げています。「伝統と革新」というコンセプトが見事に具現化されている新風館では、今日もきっと、誰かが何かを発信しているはずです。
NEWS! | 新風館は4年間のブランクを経て2020年、全面リニューアルされました。歴史的に貴重な建物を残しつつ、新しい感覚を取り入れています。フロア面積も増えたしホテルも併設され、京都の新たな観光・商業拠点として期待が高まります。 |
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「伝統と革新」というコンセプトが見事に具現化されている。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 新風館 |
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所在地 | 京都府京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 |
問い合わせ先 | 075-213-6688 | 新風館 |
休業日 | 不定休 |
料金 | - |
駐車場 | 周辺有料駐車場 |
公式サイト | http://shinpuhkan.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/新風館 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298564-d1841109-Reviews-Shinpuhkan-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 201908 |
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