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敷津松之宮・大国主神社 敷津松之宮・大国主神社

敷津松之宮・大国主神社

しきつまつのみや・おおくにぬしじんじゃ □大阪府大阪市
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オススメ度

本殿よりも有名な、木津の大黒さん。

敷津松之宮・大国主神社

仕事の移動中に通りかかり、ちょっと足を止めて立ち寄ったのが敷津松之宮。もしくは大國主神社。なぜ2通りの呼び方をするかというと、敷津松之宮という主たる神社よりも、その摂末社である大國主神社の方がよく知られているからです。地元では「木津の大黒さん」と呼び親しまれていて、また金運の神様として遠方からも多くの参拝を集めているのです。そんなことは何も知らずに訪問したわけですが、実際とても興味深い神社でした。

二社の参道が、境内の中心で交差する。

敷津松之宮・大国主神社

敷津松之宮は大阪を南北に貫く大動脈のひとつ、国道26号線に面して鎮座します。ミナミの中心地難波から一駅南、大国町という地下鉄の駅を出てすぐの場所です。国道に面して鳥居が立っていて、鳥居の横には石柱が立っています。ところがそこには「大國主神社」と彫られています。さらに横に大きく「木津の大国さん」と看板が上がっています。なるほど、大国町駅の由来です。しかしここは敷津松之宮のはずです。実はこの鳥居の他に、角を曲がった南側にもうひとつの鳥居があり、そちらが敷津松之宮の鳥居なのです。
南側の鳥居をくぐると正面に敷津松之宮。東側の鳥居をくぐると正面に大國主神社。その動線が境内の中心で交差するようになっているのです。

古くから氏神として崇められる、敷津松之宮。

敷津松之宮・大国主神社

敷津松之宮には阪神間でよく耳にする、神功皇后の三韓征伐にまつわる縁起があります。その凱旋に住吉大社に向かう道中、荒波打ち寄せるこの地に3本の松を植えて素戔鳴尊(すさのおのみこと)を祀ったことが起源と伝わります。拝殿には「氏神様」と大きく書かれた垂れ幕があり、また社務所も兼ねており、この境内では一番大きな社殿になっています。
一方、大國主神社の社殿は比べると小さく、こじんまりとしたもの。同じように大きく「大国様」と掲げられた朱塗りの社殿には、巨大な木彫りの大黒様が鎮座しています。にこやかな表情の大黒様、木彫りとしては日本一の大きさだそうです。境内にはツアーの一行らしく数人のグループがいましたが、大国さんを目当てにやってきたようです。敷津松之宮の本殿には目もくれないほどだったのですが、なぜそこまで大國主神社が人気なのか。

広く参拝を集める、金運UPのパワースポット。

敷津松之宮・大国主神社

それは、大國主神社が金運のパワースポットとして大きな人気を得ているからです。金運やギャンブル運、一攫千金や大儲けと言ったら下世話になってしまいますが、とにかく金運がアップすると言われ参拝を集めています。さらにメディアで取り上げられることも多く、知名度もかなりあるのです。また大國主神社の「種銭」という金運UPの御守りが大人気。一時は手に入らないほど人気があったといいます。「お金を作る種」ということで、これを財布の中に入れて持ち歩くことで金運が開かれるそうです。
ちなみに大國主神社は先にあった敷津松之宮に、1744年に出雲大社から神様を勧請して建立されました。また狛犬ならぬ、狛ねずみがいることでも有名です。

大国町も木津市場も、この神社に所縁がある。

敷津松之宮・大国主神社

境内はさほど広くはありませんが、周りに高い建物も多く、ここだけが広い空が広がっています。真冬ということもあり枯れ木も多く、手入れもそこそこなので、やや寂しさを感じます。
境内の一角に、大きな銅像が建っています。木津勘助という豊臣時代の人物で、木津川の開拓や、私財を投げ打って飢饉に苦しむ民衆を助けるなど、今でも大阪では崇敬を集めている偉人です。この近くには「木津市場」として親しまれる大阪木津卸売市場がありますが、古くはもっと敷津松之宮に近い場所にあり、そのあたりは木津町と呼ばれた場所でした。大国町といい木津市場といい、地名に残る由来を持つ敷津松之宮と大國主神社。その歴史的な意義を、しみじみと語りかけてきます。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 敷津松之宮・大国主神社
所在地 大阪府大阪市浪速区敷津西1丁目2-12
問い合わせ先 06-6641-4353 | 敷津松之宮・大国主神社
休業日 -
料金 -
駐車場 -
公式サイト -
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/敷津松之宮
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298566-d7322273-Reviews-Shikitsumatsunomiya_Okuninushi_Shrine-Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html
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