なんばパークス
なんばぱーくす □大阪府大阪市
緑との共存を実現した、都会のオアシス。
かつて難波の繁華街のど真ん中にあった大阪球場。プロ野球の南海ホークスの本拠地として長年親しまれてきた球場が、時代の波に飲まれ解体され、新しく2003年に建てられたのがなんばパークスです。
セレクトショップやレストランなど、約250もの店舗が入る大型の商業施設。最新の流行からこだわりの商品まで、幅広くショッピングを楽しめるのはもちろんのこと。それに加えて特徴的なのが、緑との共存をテーマとしたビル全体のプランニングです。3階から上のフロアの屋上は段丘状になっていて、さらにすべてが屋上庭園として緑化されているんです。
時代の波に飲まれて役目を終えた大阪球場跡地に、2003年に誕生した大型商業施設。
なんばパークスは難波の再開発の端緒となった。
南東側のエントランス。
屋上緑化を超越して、見事な緑彩の公園。
パークスガーデンと名付けられた通り、そこはもう屋上緑化を超越して見事な緑彩の公園。約7万株もの植物が生い茂り、都会の真ん中のビルの上だなんて信じられないくらい瑞々しい雰囲気に包まれています。小川さえも流れていて、都心で自然を感じられるまさにオアシスのような場所です。
大阪球場が野球場としての役目を終えたあとも、しばらくは時々イベントがあったり、球場の一部が競馬の場外馬券売場に使われていたりしたので、たまに訪れる機会のある球場でした。その下町感というか、昭和の雰囲気を引きずったままの俗っぽさが哀愁を漂わせていて好きだったので、新しくなんばパークスがオープンした時は逆に少し寂しかったものです。
「緑との共存」をテーマに、曲線を描く階段状の建物と、それぞれの屋上の緑化が大きな特徴。
「六本木ヒルズ」などを手掛けたジョン・ジャーディ氏の設計。
大胆な造形は見るだけでも楽しい。
モチーフはアメリカの「グランド・キャニオン」。
外壁は大渓谷の地層を表しているかのよう。
ここはかつて、プロ野球ファンの夢を喚起した場所。
でもなんばパークス内には、ここがかつてプロ野球ファンの夢を喚起した場所であったことを物語るいくつかのしるしが残っています。マウンドがあった場所には銅板のプレートが埋め込まれ、ホームプレートだった場所にもそれが刻まれています。まさにここでこの距離で、熱い試合が繰り広げられたことが容易に想像され、観衆の歓声まで聞こえてきそうです。
大阪球場独特の、あのガチャガチャとした人情の交差する喧騒と、どこか色褪せた風景は今は綺麗な都会的風景に変わってしまいましたが、今でもあの時を大切に思っている人々がたくさんいることを、なんばパークスはちゃんと代弁してくれているようでした。
かつてここに大阪球場があった「しるし」が、なんばパークスに入ってすぐ「キャニオンストリート」に残されている。
ここがピッチャーマウンドのプレート。
ホームベースだった場所にも。
大阪球場ができた頃からあるという「葵稲荷神社」。
葵稲荷神社に鎮座している「福かえる」。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | なんばパークス |
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所在地 | 大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 |
問い合わせ先 | 06-6644-7100 | なんばパークスインフォメーション |
休業日 | 無休 |
料金 | - |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | http://www.nambaparks.com/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/なんばパークス |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298566-d1189006-Reviews-Namba_Parks-Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
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