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自由軒 自由軒

自由軒

じゆうけん □大阪府大阪市
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オススメ度

100年以上愛される、その名も「名物カレー」。

大阪のカレーというわけではないんですけど、大阪グルメの名脇役としてよく紹介される自由軒。見た目のインパクトは強烈で、オリジナリティあふれるカレーが名物のお店です。
ミナミの愛称で親しまれる難波エリア、アーケードが南北に走る千日前の繁華街に店舗があります。創業は明治43年という老舗。ネオンサインや電照の看板がひしめき合い、かなり騒々しく賑やかな一帯にあって、自由軒は戦後まもなく再建された味のある建物のままで店を構えています。時代を感じる昔ながらの洋食屋さんといった風情で、どっぷりと昭和を感じさせる内装やテーブルが、温かくてノスタルジックで素敵。

自由軒

創業は明治43年という老舗で、派手な看板が並ぶ千日前の繁華街にあってここだけ時間が止まったような雰囲気。

自由軒 自由軒

看板にも店の雰囲気が滲み出ている。

自由軒 自由軒

「大衆洋食」の通り、名物カレー以外のメニューも多い。

時代が生んだ、名物カレーの誕生秘話。

名物は創業まもなく誕生した人気メニュー、その名も「名物カレー」。テーブルに出された時には既にライスとルーがかき混ぜられた状態で、少しくぼませた真ん中に乗っかるのは、割り入れた生卵です。これらが混じり合うとカレーの風味に卵のまろやかさがあいまって、マイルドな旨味抜群のカレーライスになるんです。
昔は今と違って炊き上がったご飯を保温する設備もなく、冷めたご飯でも熱いルーと混ぜ合わせることで温かいカレーにと、少しでも美味しく食べられるように苦心したのが名物カレーの誕生秘話なのだとか。具は牛肉とタマネギで、トマトピューレと牛スジのブイヨンで味わいを出すというシンプルながらこだわりのあるカレー。そして門外不出、「うすくち」と呼ばれるダシ汁が隠し味に使われていて、これが自由軒独特の旨味を醸し出します。そしてウスターソース。テーブルには創業以来ウスターソースが置かれていて、名物カレーはソースをかけていただくものなのです。卵と同じく、昔は高級品だったソースをカレーにかけてしまうという、これも自由軒ならではの粋なおもてなしだったのです。

自由軒

定番のメニュー「名物カレー」。食べれば分かるが本当に自由軒だけでしか食べられない、特別な味を楽しむ。

実はここは、大阪に誕生した初めての洋食屋。

まさにこの自由軒でしか味わえない発想と味。今も創業当時と全く変わらない調理方法で作っているそうです。暖簾をくぐった時、テーブルに運ばれた時、ソースをかき混ぜた時。それぞれに漂ってくるスパイシーな香りは、少しずつ微妙なニュアンスを変えながら食欲をくすぐってきます。たぶん、それは昔から全然変わっていない歴史の匂い。口の中に広がるスパイスの刺激とまろやかな旨味は、大阪の昔の空気を吸っているような、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
ちなみに自由軒にはライスとルーが別々になった「別カレー」なる一品も。さらにはオムライスやとんかつ、ハンバーグなどのメニューもあります。実はここは大阪に誕生した初めての洋食屋。自由軒のもうひとつの横顔です。

自由軒

店頭のショーケースが懐かしいビジュアル。実は各種フライからステーキまで充実の洋食メニューが並ぶ。

自由軒 自由軒

店内に貼られたメニュー。

自由軒 自由軒

全てに味があって懐かしい。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 自由軒
所在地 大阪府大阪市中央区難波3-1-34
問い合わせ先 06-6631-5564 | 自由軒
休業日 月曜日
料金 -
駐車場 周辺有料駐車場
公式サイト http://www.jiyuken.co.jp/
wikipedia -
食べログ http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270202/27001310/
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g298566-d1663295-Reviews-Jiyuken-Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 201901                         

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