唐津湾
からつわん □佐賀県唐津市・福岡県糸島市
日本百景に選ばれた、風光明媚な湾。
昔から地理が好きというか、地図を見るのが好きな男子でした。だから地図で唐津湾を見た時にはなんとなく胸騒ぎというか、素敵なんじゃないかという予感がありました。そして唐津城から眺める唐津湾は、はたしてまさに期待に応えてくれる絶景でした。
スッキリと晴れた秋空、穏やかに凪いだ海はともに青色が美しく、南からな太陽を受けてより一層その青色の深みを濃くしています。風にも青色が着いてそうなくらい、清々しい午後。いつまでも眺めていられる唐津湾の風景を紹介します。
数多くの名所が、唐津湾に集積している。
唐津湾は玄界灘に面した湾で、佐賀県と福岡県にまたがります。開口部は約13kmある幅広の湾で、そのままの幅で陸部まで最大で約11kmほど奥まっています。特に湾の西側には日本三大松原に数えられる国の特別名勝・虹の松原や、海に突き出した満島山頂に聳え立つ唐津城、独特の形で湾内に浮かぶ高島などがあり、風光明媚な景色が特徴です。その美しさから日本百景にも選ばれています。
唐津湾の絶景を楽しめるおすすめポイントは2つ。ひとつは唐津城からの眺め。もうひとつは虹の松原の後背地にある鏡山の展望台からです。高島に登山すれば海から唐津湾を360°楽しむことも出来ますが、それはなかなか高いハードル。今回は唐津城の天守から唐津湾の眺望を楽しみました。
特に美しい、唐津城からの眺め。
唐津城は何せ海に面した山の上の天守ですから、展望台として見た時の唯一無二感が半端なく素晴らしいです。お城なので当然360°の大パノラマ。そして特に美しいのは東から北にかけての唐津湾の眺望です。
ここからは風光明媚な唐津湾の全貌がよく見えます。風変わりな形をしている高島が唐津湾の真ん中に浮かび、東側には松浦川の河口を挟んで虹の松原が景色の奥の方へ広がっています。日本三大松原の一つに数えられ、長さ4.5km、幅500m、約100万本の松が作る日本最大級の松原です。また遠くには三角錐が美しい霊峰・浮岳や筑紫富士とも呼ばれる可也山を望み、虹の松原を見下ろす展望台があることで知られる鏡山も見えます。それらがすべて唐津湾を中心として一体感のある風景を形づくっているのです。
歴史の香りが色濃いのも、唐津湾の特徴。
唐津湾には他にもたくさんの見どころがあります。七ツ釜・立神岩の玄武岩の海蝕地形などの自然景観、世界大会も開かれるほどヨットが盛んだったり、また随所に海水浴場があり夏場は賑わいを見せます。また古くから「唐の津」と呼ばれて、中国大陸や朝鮮半島への玄関口として栄えてきた唐津港があります。唐津のどこか異国情緒を感じる町並みも、この港を通じて入ってきたもの。湾に注ぐ玉島川は万葉集にも詠まれ、歴史の香りが色濃いのも唐津湾の特徴です。
そんな唐津湾の情景を唐津城の最上階から一望していると時間も忘れてしまい、予定していたよりかなり長居をしてしまいました。それくらい旅情をくすぐってくる、絶景の唐津湾です。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 唐津湾 |
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所在地 | 佐賀県唐津市・福岡県糸島市 |
問い合わせ先 | - | - |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | - |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/唐津湾 |
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