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お好み村 お好み村

お好み村

おこのみむら □広島県広島市
公式HPwikipediaトリップアドバイザー食べログ
オススメ度

昭和の面影残る、懐かしい活気。

問答無用で広島の名物グルメ、広島お好み焼き。もともとは「一銭洋食」とも呼ばれ、どんな町角でも食べられた庶民の食べ物でした。昔から広島有数の繁華街だった新天地には、戦後になるとたくさんの屋台が集まり、そこではお好み焼きが提供されていました。とくに新天地広場には50軒もの屋台がひしめいていて、大変な賑わいと人気だったといいます。
しかしそんな広場も綺麗な公園として整備されることになり、全ての屋台が移転を迫られます。ある屋台は移転先を見つけられましたが、用地がなかったり費用がなかったり、多くの屋台がその行く先が見つかりませんでした。それを解決するために考えられたのが、お好み村。1967年に初代の建物が完成し、14店のお好み焼き店が集結して再スタートしたのです。

お好み村

広島お好み焼きの、テーマパーク。

さながらお好み焼きのテーマパークとなったお好み村は、広島,観光の定番スポットとして非常に人気を集めます。そこで1992年、さらに規模を大きくしたビルを新築し、店舗数も倍近くまで増やして再移転したのが現在のお好み村です。新天地公園のすぐ南側、7階建の新天地プラザと名付けられたビルの2.3.4階に新しいお好み村が誕生しました。27店舗が集まり、名実ともに広島の人気スポットとして絶頂期を迎えます。現在は少し店舗数が減っているようですが、活気は全く衰えず、元気いっぱいに営業しています。

お好み村

ある意味、広島のディープな世界。

土地の面積はそれほど広くないので、お好み村ではそれぞれの店がひしめき合うようにして営業しています。まるで古い市場のよう。店同士を区切る壁があるだけで、通路側はすべてオープンスペース。鉄板や椅子がはみ出すくらい、お好み村の空間は通路と鉄板と丸椅子で埋め尽くされています。訪ねたのが16時くらいで中途半端な時間なのでまだ閉まっている店もありましたが、営業中の店はどこも客が入っていて、鉄板を挟んで店主とのやり取りに花が咲いている常連さんのようでした。そういうこともあって、お好み村はある意味広島のディープな世界。場面によっては一見の観光客には立ち入れない、聖域のような雰囲気もありました。

お好み村

人情とか風情が染みわたる、昭和の面影。

館内は当然ながら、お好み焼きの香りが高い濃度で充満しています。でもよく嗅ぐと、お好み焼き以外の匂いもしてきます。各お店ではオリジナルのメニューなどがあるのでしょうか。でもお好み焼きの値段は全店共通、またソースも全店がサンフーズというメーカーのソースで統一されています。しかも「お好み村」の専用ソースだそうで、是非試してみる価値がありそうです。
それにしても館内は独特の活気があります。それは単純に観光客が醸し出している賑わいとは少し違います。その成り立ちを継承して、今も地元民に愛用されているからこその雰囲気ではないでしょうか。人情とか風情が染みわたる館内で、昔から何も変わらないものが継承されています。そして昭和の面影に溢れています。各階の案内板なんかを見てると、場末のスナックビルみたい。そんな懐かしい風景も楽しめる、フードテーマパークでした。

お好み村

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 お好み村
所在地 広島県広島市中区新天地5-13
問い合わせ先 082-241-2210 | お好み村事務所
休業日 年中無休
料金 -
駐車場 -
公式サイト http://www.okonomimura.jp/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/お好み村
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298561-d11811641-Reviews-Okonomimura-Hiroshima_Hiroshima_Prefecture_Chugoku.html
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