高野龍神スカイライン

大自然の中を走る、絶好のドライブロード。

フロントガラスに映る風景はめまぐるしく変化し、カーブを曲がるたびに次の新しい気色が楽しみになる。どれひとつとして同じカーブはないし、直線の脇を固める景色も千差万別。ヘアピンやワインディングといった多彩なカーブや、うねるように繰り返すアップダウン。そして沿道の豊かな自然、開ける眺望の圧倒的な美しさ。高野龍神スカイラインはまるでドライブロードのお手本のように、純粋にドライブを楽しめる道です。

紀伊半島の山並みを、はるかまで見晴らしながら走る。

1980年に開通したこの道は、高野山から龍神温泉を結ぶ約43kmの道路。当初は有料道路でしたが、2003年に無料開放されました。気軽に本格的な走りを楽しめる道として、ドライブやツーリングに多くのファンを集めています。今回は美人の湯として知られる龍神温泉を満喫したあと、北に向かう時に利用しました。
高野龍神スカイラインは高野龍神国定公園を縦走し、全ルートの半分くらいを和歌山と奈良の県境をトレースするように走っています。両県を隔てる山々を尾根伝いに、標高も一番高いところでは約1300mもあり、紀伊半島の山並みをはるか見晴らしながら走りを楽しめます。

360°のパノラマ眺望、ごまさんスカイタワー。

途中に和歌山県で最も高い山・護摩檀山の山頂付近を通りますが、ここに「ごまさんスカイタワー」という塔が建っています。高さが33mあり、これ以上ない場所から360°のパノラマ眺望が楽しめます。道の駅も併設されていて、ドライブ中の休憩にたくさんの人々が立ち寄ります。
また比較的温暖な気候の和歌山県といえど、高野龍神スカイラインは標高1000m以上のエリアが多く、真冬は積雪があるのが普通。毎年12月中旬から3月下旬までは通行規制が敷かれます。バイクは走れなくなりますし、車は冬用装備済みの四輪車のみ通行可能になります。まさに、大自然とともにある道。四季それぞれの特長を楽しみながら走りたいドライブロードです。

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