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総持寺 総持寺

総持寺

そうじじ □大阪府茨木市
公式HPwikipediaトリップアドバイザー食べログ西国三十三所
オススメ度

今昔物語集にも登場する、亀との縁起。

総持寺

総持寺は、大阪府茨木市の住宅街に静かに座する古寺。しかし西国三十三所の22番札所にあたり、訪れる人が絶えないお寺です。ほんとに住宅地に埋もれるようにして境内があり、敷地もそれなりに広くはありません。山門の外はすぐに戸建とマンションが建っていて、昔は立派な参道があったんだろうかとか、他の札所と比べると少し心配になるくらい、こじんまりとした境内です。しかし歴史は古いです。創建は平安時代の879年、今昔物語集にもその縁起が記されている府内屈指の古刹なのです。

一輪咲いた蓮の花が、夏風に揺れる。

総持寺

境内は全体的にすごく綺麗に整備されています。山門には仁王像が迎えてくれ、その向こうには本堂を中心にいくつかのお堂が配置されています。真夏の訪問でしたが、この日は心地よい風が吹き抜ける午後。一輪咲いた蓮の花が夏風に揺られています。
本堂は1603年の創建と古く、勾配の強い大きな瓦屋根が特徴。比較的新しい建物が多い境内にあって、千年以上の寺史を感じさせます。そして秘仏で年に7日間しか公開されない本尊が、千手観音立像。子育てと厄除けに特にご利益があるそうですが、特徴的なのが、亀の上に立っていること。実は総持寺は亀にゆかりの深いお寺なのです。ちょうど3週間ほど前に思い立って亀を飼い始めたこともあり、総持寺が亀に縁深いなど知らずに訪れたので、少なからずタイムリーな良縁を感じながら。

境内の池には、たくさんのイシガメが泳ぐ。

総持寺

住職さんに聞くと、総持寺の開祖である藤原山蔭の父が助けた亀から恩返しを受けたことから、亀への報恩のため観音様を祀ったことが寺の縁起とのこと。なんと今昔物語集にも記されている逸話だそうです。山門の手前にある山号の石碑も基壇部は亀だったし、境内の池にはたくさんのイシガメが泳いでいます。まさに亀のお寺。
また藤原山蔭は包丁道の大家でもあったそうで、今も毎年の祭りがあるし、使わなくなった包丁を納める包丁塚もあるなど、特色ある個性を持つ寺です。さらに山門横にはカフェテラスもあり、小さな境内であるのに気がつけば長居してしまうような、魅力に溢れたお寺でした。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 総持寺
所在地 大阪府茨木市総持寺1丁目6−1
問い合わせ先 072-622-3209 | 総持寺
休業日 無休
料金 -
駐車場 有料駐車場
公式サイト http://sojiji.or.jp/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/総持寺
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023516-d5818980-Reviews-Sojiji_Temple-Ibaraki_Osaka_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 202008                         

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