ルマン・サンドイッチ

永遠の名作、ルマンのエッグサンド。

ルマンはサンドイッチ専門の老舗で、宝塚では知らない人などいない超有名店です。宝塚大劇場から武庫川をまたぐ宝塚大橋を渡ったところに、こじんまりとした佇まいでお店があります。まぶしい赤色のテントと、古風な書体の屋号が今の時代に新鮮です。ひっきりなしにお客さんが入っていき、いつも忙しそうな雰囲気の人気店。その秘密は、創業以来変わらない、ルマンのサンドイッチに注ぐこだわりの数々がなせる業です。

味もデザインも、創業以来変わらないこだわり。

ルマンがオープンしたのは、今から50年以上前の1964年。そう、前回の東京オリンピックが開催された年です。その時から屋号のデザイン、さらにはサンドイッチの箱のデザインを変えていないそうで、その辺りからも創業当時の想いを大切にする気風が伺えます。その箱なんかは実際にとても可愛らしくて、今ではそれだけでもとても絵になります。

自家製マヨネーズが効いた、ふわふわのスクランブルエッグ。

そして創業から変わらないのは名物、エッグサンドの味も同じ。これはもはやルマンの代名詞たるメニューであり、お店の方でも長年に渡り変わらぬ熱意を持って作られている看板商品です。ルマンのエッグサンドは、ふわふわのスクランブルエッグです。半熟の状態で火を止め、特製のマヨネーズとブレンド。たまご本来の旨みを引き立たせるよう研究された、自家製のマヨネーズです。見た目にもたまごが支配するスペースが大きくて、個性的な表情。ほんとにスクランブルエッグのシンプルな美味しさが際立つ、名物サンドイッチです。

宝塚歌劇とも深い関わりがある、まさに宝塚の顔。

店内のショーケースに並ぶサンプルを見ると分かるように、サンドイッチのメニューはとてもバリエーションが豊富。常時20種類以上のサンドイッチがあります。またそれらをミックスした組み合わせサンドも大人気。宝塚南口駅最寄りの本店はテイクアウトのみですが、宝塚駅近くの花のみち店では喫茶店スタイルでいただくことも出来ます。
店内には、やはりありました。宝塚歌劇のポスター。しかもサイン入り。ルマンは長年に渡って宝塚歌劇とお付き合いがあるようで、差し入れなどもされているそうです。宝塚の公演プログラムにも、毎回ルマンの広告が出ています。
昔から地元に愛され、そして宝ジェンヌに愛され、確かな味を今も楽しめる名店。宝塚にルマンあり、です。

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