奈良きたまち
ならきたまち □奈良県奈良市
どこか懐かしい、古都の新しい注目エリア。
1990年代に、奈良公園の南側一帯のエリアが「ならまち」として脚光を浴びはじめ、今は大きな観光ゾーンとしてその地位を確立しました。外国人観光客や修学旅行生まで、たくさんの人々が細い路地にあふれています。そんなならまちとは対照的に、まだまだ注目されることも少なかったのが、大宮通りの北側のエリア。県庁や裁判所などの官公庁が集まるその北側が最近徐々に注目され、「奈良きたまち」と呼ばれるようになりました。
奈良県庁の裏手に広がる町並みは最近徐々に注目され、「奈良きたまち」と呼ばれるようになっている。
素朴な奈良の表情がそこかしこにある町。
東大寺転害門の向かいにある「TEGAIMON CAFE」。
町並みに同化するような「東大寺転害門」。
奈良のレアキャラ「まんとくん」。
素朴な奈良の表情が、そこかしこにある。
奈良きたまちは厳密な境界はありませんが、官公庁ゾーン、西に奈良女子大学、東に東大寺、北に般若寺や旧奈良少年刑務所などに囲まれたエリアです。歴史を紐解けば、京都と奈良を結ぶ奈良街道に面し、古くは旅籠や商店が立ち並ぶ町だったそうです。また奈良女子大学は奈良奉行所が置かれていた地であり、江戸時代には周辺には屋敷などが並ぶ町並みだったそう。
そんな奈良きたまちですが、明治時代以降は一般的な住宅地として変貌していき、最近まではどちらかといえば南に比べると地味な印象のあるエリアでした。でも今散策してみると、そこには素敵な発見があり、また素朴な奈良の表情がそこかしこにある、魅力的な町だと知ったのです。
昭和の風情がそのまま残っているような町並み。今散策してみると、そこには素敵な発見がある。
左側の森は、「奈良女子大学」のキャンパス。
赤い玉垣が印象深い「初宮神社」。
奈良きたまちのシンボルのひとつ「旧鍋屋交番」。
リノベーションした店舗も増えている。
昔から知っていた、奈良の町の姿。
ならまちに比べて一番印象的だったのが、観光地化されていない、昔から知っていた奈良の町の姿です。自分が幼少時代に過ごした、今はならまちと呼ばれる町の、昔のままの姿。なんだかすごく落ち着きます。狭い路地、街角のお地蔵さん、家の前の簾、小さな花壇、くすんだタイル壁、乾いた看板…。でもこの奈良きたまちに興味を持ったのは、新しくカフェやゲストハウス、雑貨屋なんかが出来て、町が変わってきていると聞いたから。確かにそんな一面はありましたが、でも自分には懐かしさばかりを感じる町並み。ちょっと複雑な気分になる、ノスタルジックなエリアでした。
ならまちに比べて一番印象的だったのが、観光地化されていない、昔から知っていた奈良の町の姿。
観光地化される前の「ならまち」にいるよう。
今も現役の懐かしい金物店。
今すぐ何かに使いたいような空き家も。
界隈では知られた古本屋「大学堂」。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 奈良きたまち |
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所在地 | 奈良県奈良市半田横町周辺 |
問い合わせ先 | 0742-23-1928 | きたまち案内所(旧鍋屋交番) |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | https://www.kitamachi.info/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/奈良きたまち |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298198-d12535562-Reviews-Nara_City_Kitamachi_Nabeya_Tourist_Information_Center-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 201911 |
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