闘竜灘
とうりゅうなだ □兵庫県加東市
清流に忽然と現れる、不思議で豪快な岩場。
平野部を流れ、静かな川というイメージがある加古川なんですが、この闘竜灘はそのイメージを覆すスポット。その成り立ちが気になるくらい、不思議で豪快な岩場。通り抜ける川の水も、突然現れた難所にびっくりしていることでしょう。
闘竜灘は加古川の中流にあり、のどかな風景が広がる滝野町にあります。川岸には駐車場と小さな公園、それにこの闘竜灘を見下ろすロケーションに旅館があります。車を停めて少し歩けば川岸に着き、もうそこには予想外の景色が広がっています。
悠然と流れる加古川のイメージとは真逆の激しい景観。約200mに渡って険しい岩場が続く。
遠目から見ると川の水面が見えない。
最も急流になっている場所。
岩場の隙間を静かに流れていく。
豪快な自然の造形に驚かされる。
その名に恥じない、勇壮な景観が広がる。
川幅いっぱいに巨大な岩の塊が無数に並んでいて、というより埋め尽くされていて、一面ゴツゴツとした岩だらけ。川はいったいどこに行ったんだろうと思います。岩の上は遊歩道が整備されていて、そこを歩くとようやくその全貌を理解できます。川は幾条にも分かれて岩の隙間隙間を流れているのです。昔に掘削されたという運河のようなところもあり、そこが川のメインの流れとなっています。
また闘竜灘の上流側には、轟音を立てて落ちる滝があります。闘竜灘の岩場に流れを遮られて、回り込むように蛇行し、広かった川幅が急に狭くなるこの場所で、集められた水が滝となって轟いているのです。この滝、大きな音もしますし、なかなかに豪快な眺めです。そういった激しく、躍動的な川の流れから、闘竜灘という勇ましい名前になったそうです。
かつて舟運は岩塊で一度荷下ろしして積み替えていたそうだが、明治初期に「堀割水路」が作られて舟が通れるようになった。
川の流れに削られた岩の表面。
水の流れはやがてもとの幅に戻る。
一部には川の水が取り残されている場所も。
用途は分からないが、脇に水路が設けてあった。
もうひとつの魅力、飛びアユの名所。
また闘竜灘は飛びアユの名所として知られます。この激流を遡るわけですが、アユ達も大変です。そんなアユたちが必死にジャンプして遡上するのを見られるわけです。アユ漁も昔から盛んで、独特の漁法もあるのだとか。
全体的にはそれほど広大なスポットではないですが、この岩場に見どころがギュッと詰まった名所でした。
闘竜灘は飛びアユの名所として知られている。アユ漁も昔から盛んで、独特の漁法もあるのだとか。
岩の上は歩いて回ることができる。
闘龍灘の横にある小さな公園。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 闘竜灘 |
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所在地 | 兵庫県加東市上滝野283 |
問い合わせ先 | 0795-47-1304 | 加東市地域振興課 |
休業日 | 無休 |
料金 | - |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | - |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/闘竜灘 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022844-d7720543-Reviews-Toryunada-Kato_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 201905 |
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