須磨離宮公園
すまりきゅうこうえん □兵庫県神戸市
かつて皇室の別荘は、風光明媚な西洋式庭園に。
まるで中世ヨーロッパの宮廷にいるかのような、美しい西洋式の庭園。レストハウスのある高台から見下ろせば、まっすぐに広がる庭園と優雅な噴水、それらを囲む豊かな樹木、さらにはずっと向こうには神戸の海が見え、とても美しい光景です。夏が少し入り混じった、5月に訪れました。バラが満開の季節。須磨離宮公園にもたくさんのバラが咲き誇っています。
須磨離宮公園はその名称から想像される通り、かつては皇室の別荘で、武庫離宮と呼ばれていました。月見山の山麓に、82ヘクタールもの広さがあります。武庫離宮は太平洋戦争の空襲により全焼してしまい、終戦後は神戸市へ移譲されました。そして1967年に改めて整備されたのが今の須磨離宮公園なのです。皇室も認めた、風光明媚がここにはあるのです。
かつて皇族の離宮だった場所で、今は中世ヨーロッパの宮廷にいるかのような、美しい西洋式の庭園が広がる。
シンボルでもある「ポセイドン広場」の噴水。
5月の公園には美しいバラが咲き誇る。
「王侯貴族のバラ園」に上がる噴水。
初夏と陽光に色鮮やかなバラ。
海まで見渡せる、美しきバラの世界。
北門を通って公園に入ると、まずたどり着いたのはレストハウスから南へ広がるメインの前庭です。聞いていた通り、海まで見渡すことが出来て、くっきりとエッジの聞いた澄んだ青空も美しく、まさに絶景。そして庭全体に華やかなバラが咲き誇っていて、まるで絵に描いたような庭です。レストハウスは階段状の高台になっていて、振り返ると建物の真っ白な壁が青空に映えています。噴水は5月の太陽をたっぷり浴びて光り輝き、まさに贅を尽くした光景。
月見山の山麓に82ヘクタールもの広さがあり、神戸の海を見晴らすこともできる。
「王侯貴族のバラ園」の全景。
噴水も太陽光を浴びて輝いている。
最も南側にある、高さ8mの「南大噴水」。
庭園は見事に美しく剪定されている。
植物園もあり、四季折々の花々を楽しめる。
そして階段を降りながら、多種多様なバラを楽しみます。噴水が一直線に並ぶ池を中心に、約180種、4000株のバラが景色を彩ります。この庭は、王侯貴族のバラ園と名付けられています。ほんと、そんな言葉がぴったりの贅沢な庭園です。一番南には、ひときわ大きな噴水が人々の歩みを止めています。優雅な昼下がりです。
また須磨離宮公園には植物園も併設されていて、本園と合わせて、ここでは四季折々の花々を楽しめます。梅、桜、ツバキ、ハナショウブ、あじさい、牡丹。どれもしっかりと見ごたえのある、キチンと整備されたエリアが作られます。1年のうちに何度も訪れ、その度に違った楽しみがある公園。
子供には大人気のアスレチックまであったりして、神戸の家族連れには外すことの出来ない定番スポットとなっています。
「王侯貴族のバラ園」では約180種4,000株のバラと、豊かな植物観賞が楽しめる。
バラを透き通る日差しが美しい。
まん丸の花が可愛いらしいアリウム。
花だけでなく、新緑の木々もまた見ごたえがある。
在原行平を偲ぶ「月見台休憩所」。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 須磨離宮公園 |
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所在地 | 兵庫県神戸市須磨区東須磨1-1 |
問い合わせ先 | 078-732-6688 | 神戸市立須磨離宮公園 |
休業日 | 木曜(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
料金 | 大人:400円 / 小人:200円 |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | https://www.kobe-park.or.jp/rikyu/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/須磨離宮公園 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d1384635-Reviews-Suma_Rikyu_Park-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
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