六甲高山植物園
ろっこうこうざんしょくぶつえん □兵庫県神戸市
貴重な植生も、開園80余年の植物園。
六甲山牧場や六甲ガーデンテラスなど、六甲山の名所が集中する山頂エリアにある六甲高山植物園。標高約865mという環境を活かして、平地ではなかなか見られない植物を中心に展示する施設です。開園90年以上を数える、非常に歴史のある植物園でもあります。
園内にはカラマツやブナなどの大きな樹木から、ミズバショウやニッコウキスゲといった草木まで、約1,500種類の植物が見られます。中でも季節ごとに可愛らしい花を咲かせる高山植物が人気。その他にも水生植物やシダ植物など、幅広いラインナップを誇ります。
標高約865mという環境を活かして、平地ではなかなか見られない植物を中心に展示している。
アートとのコラボも六甲高山植物園の特徴。
訪ねたのは美しい紅葉の季節。
陽だまりの小径を散策する。
見たこともない植物をたくさん見かける。
秋の深まりと、冬への準備を感じる。
訪ねたのは紅葉も見頃の11月。標高ゆえに肌寒い、秋晴れの日。陽だまりに満ちる園内の空気もしっとりとまろやかな湿気を帯びて、秋の深まりと冬への準備を感じます。全体的に葉をすでに落とした木々が多く、モミジも一部に真っ赤な葉が残っているいるような状況。山の下ではようやく色付きを始めた程度なのに、山の上では早く進んでいる季節の違いに少し驚きます。
園内を散策すると、さすがにこの時期に花を咲かせている種は少ないですが、それでもシクラメンやツリフネソウなどは小さく控えめな様子で花を秋風に揺らしています。どれもいかにも高山の岩陰にこっそりと咲いていそうな、可愛らしい花です。また見慣れない形の葉っぱをつけた植物も多くて、新しい発見もたくさん。この季節でも楽しみ方はいろいろとありました。
見られる植物の多くで、秋の深まりと冬への準備を感じた。山の上では街よりも早く進んでいる季節の違いに気付く。
鮮やかなドウダンツツジの紅葉。
落葉した森には明るい日差しが降り注ぐ。
毎年コラボする「六甲ミーツ・アート」。
標高が高い分、秋空もすぐそこに。
自然と融和する作品群も、面白いもの。
紅葉はというと、いわゆる燃えるようなモミジの群生などはなく、それぞれの木がそれぞれのタイミングでそれぞれの色を纏っているという感じ。この時に特に綺麗だったのはドウダンツツジです。横に広がった葉っぱが真っ赤に染まり、宙に浮かぶ紅の雲のよう。澄んだ青空とのコントラストも絶妙です。
ちょうどこの時期に、「六甲MeetsArt 芸術散歩」というイベント期間でした。六甲山に位置する様々なスポットで縦断的にアート作品を展開しているイベントで、六甲高山植物園にもいくつかの作品が展示されていました。こういったイベントと絡めて訪れるのもご一興。自然と融和する作品群も面白いものでした。
秋も深まる11月。夕方にはかなり寒くなってきました。近くにある六甲ガーデンテラスに立ち寄り、熱いコーヒーで体を温めてから、六甲山を後にしました。
アートイベントと絡めて訪れるのもご一興。自然と融和する作品群も面白いもの。
山小屋風の喫茶店「エーデルワイス」。
さまざまな木の実も成熟する季節。
六甲高山植物園は神戸の紅葉名所のひとつ。
散策路に置かれたベンチでひと休み。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 六甲高山植物園 |
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所在地 | 兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512−150 |
問い合わせ先 | 078-891-1247 | 六甲高山植物園 |
休業日 | 11月下旬~3月中旬まで冬季休園 |
料金 | 大人:620円、4歳~小学生:310円 |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://www.rokkosan.com/hana/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/六甲高山植物園 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d1424157-Reviews-Rokko_Alpine_Garden-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 201811 |
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