友ヶ島灯台
ともがしまとうだい □和歌山県和歌山市
150年間、紀淡海峡を見守り続ける灯台。
天空の城ラピュタにも例えられる独特の景観を楽しめる友ヶ島。その島の岬にある古い灯台です。紀淡海峡の海の安全を守る、もうすぐ築150年を過ぎてもなお現役の灯台。その自負を纏って、今も悠々と海を見つめています。
友ヶ島(正確には友ヶ島群島のうちの沖ノ島)の西の端の小高い丘の上に、石造りの灯台が築かれたのは明治5年。日本では8番目に出来た西洋式の灯台で、高さは12m。その歴史的な価値から、国の登録有形文化財に指定されています。
石造りの友ヶ島灯台が築かれたのは明治5年、150年以上の歴史がある。日本では8番目に出来た西洋式の灯台だった。
高さは12m。国の登録有形文化財に指定。
すぐそばを標準時子午線が通っている。
行き交う船が、海峡の時間のネジを巻く。
友ヶ島散策の見どころのひとつでもある第1砲台跡からすぐ近く、港からは20分ほど歩いた場所にあります。標高50mほどの高台になっているので、友ヶ島灯台からの眺望が素晴らしいです。広がるのは紀淡海峡から淡路島、大阪湾、紀伊水道の大パノラマ。キラキラと太陽の光が飛び跳ねる海原です。時おり船が行き交い、それによって少しずつ時計のネジが巻かれるような、のんびりとした時の流れ。そんな穏やかな風景の中で、もう150年もこの絶景を見続けている大先輩。
もちろん、第1の使命である海の安全を守ることも忘れていません。淡路島と友ヶ島の間は約4.7kmしかないので、ここを通るたくさんの船の安全な航海をナビゲートしています。150年近くも。
標高50mほどの高台になっているため眺望が素晴らしい。紀淡海峡から淡路島、大阪湾、紀伊水道の大パノラマ。
晴れた昼間の灯台は、平和な1日の象徴。
灯台って、日が暮れてから朝に太陽に役目をバトンタッチするまで、夜通し働いています。だから昼間の灯台はいつも休んでいるイメージ。疲れた体を海の美しい景色に浸して休息し、また毎日やってくる忙しい夜に備えるのです。晴れた昼間の灯台は、平和な1日の象徴なのです。
内部は年に数回、一般公開されるタイミングがあります。その時だけは友ヶ島灯台も昼寝できず、大変なのかもしれないですね。でも一度、中に入ってみたい灯台です。そしてそこに漂う、明治時代の粒子を感じてみたいものです。
幕末には大阪湾を守る要衝、大戦時は何門もの大砲が設置された激動の島。今は友ヶ島灯台が平和を象徴しているようだった。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 友ヶ島灯台 |
---|---|
所在地 | 和歌山県和歌山市加太 |
問い合わせ先 | 073-459-0314 | 友ヶ島案内センター |
休業日 | - |
料金 | 友ヶ島汽船:大人往復2,000円、小人往復1,000円 |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | - |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/友ヶ島灯台 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298204-d8615726-Reviews-Tomogashima_Lighthouse-Wakayama_Wakayama_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 201605 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。